Addit! pro!は,フライトシミュレーターのアドオン管理ソフトです。
FS2002時代から開発され,最新版はP3D用がリリースされています。
FS2004用には,Windows10用に改訂された版がリリースされました。
このソフトの入手先とインストールについて説明します。
Windows10で動くアドオン管理アプリケーション(1)
昔のアドオン管理アプリケーションはWindows10で使えなくなった
私は,FS2004をWindowsXPで使っていた時代には,アドオン管理アプリケーションとして”Addon manager”通称”AOM“を利用していました。
AOMは,インストールした機体やシーナリーのうち使う物だけを,FS2004のフォルダーに残し,使わないモノは”ハンガー”という名前のフォルダーに圧縮して格納するという単純な整理用アプリケーションでした。
それでも,便利に使っていたのですが,Windows7以降のOSでは動かなくなったので困ったなと思っていました。
最近になってFS2004をWindows10で動かすようになって,たくさんの機体データやシーナリーを再び管理する必要が出てきました。
そこで,Windows10で利用できるアドオン管理アプリケーションを探したところ,”Addit! Pro! For FS2004 Ver 6.8.7″が見つかりました。
Addit! pro!の機能
“Addit! Pro! For FS2004 Ver 6.8.7″(以下”AP24v687″と略記します。)の管理機能は,AI機を含むアドオン航空機,シーナリーそしてフライトプランに及びます。
しかも航空機については,パネルの整合性チェックや同名の航空機との名称調整もできます。
“Pro!”と名付ける当たり自信のほどがうかがえます。
しかしながら,このアプリケーションはAOMと同じくシェアウェアなのです。
登録料は$19.95ですが,シミュレーターのバージョンごとにソフトウェアが異なるとの理由で,取得したライセンスはFS2004用のVer6.8.7だけにしか使えません。
Addit! pro!の入手とインストール
AP24v687の入手
AddIt! Pro! For FS2004は,リリースされてから時間が経っているので,フライトシミュレーター関係のメジャーなダウンロードサイトからはダウンロードできなくなっています。
Windows10で動くAP24v687は,byteforge.comからダウンロードできます。

”ByteForge”ページから引用
AP24v687のインストール
ダウンロードした”AP24v68.zip”を,デスクトップに展開します。
出来上がった”AP24v687″フォルダーを開きます。
この中に,”setup.exe”というインストーラがあるので,管理者権限でクリックしセットアップを実行します。

展開したフォルダー
AP24v687はWindows10対応と表記していますから,安心してインストールしましょう。
インストーラの実行
インストーラが起動すると,利用許諾画面が出ます。
淡々と進行しましょう。

利用許諾画面 ”accept..”を選択し,Nextをクリック
AP24v687のインストール先フォルダーについて
インストーラが起動すると,しばらくしてインストール先フォルダーを選択する画面が出ます。
ここで注意しなくてはいけないことがあります。
AP24v687は,アドオン航空機やシーナリーをフライトシミュレーターから退避する場所として,自身をインストールしたフォルダーを使います。
仮に,C:ドライブのプログラム用フォルダーにインストールした場合には,退避したたくさんのデータがC:ドライブに溜まって行くことになります。
ですから,インストール先のフォルダーは,C:ドライブ以外の場所を選ぶのが良いと考えられます。

インストーラはプログラムフォルダーに登録しようとします
私の場合は,F:ドライブをシミュレーター専用に割り当てているので,迷わず”F:\”にインストールすることにしました。

インストールフォルダーを指定する

指定したフォルダーが表示されている事を確認する

インストールの実行

インストール経過,すぐに終わります。

終了画面です この画面でのチェックは あまり意味がありませんでした
AP24v687の動作確認
プログラムメニューに”Addit! Pro For Flight Simulator 2004”というメニューが追加されています。
これをクリックして起動しましょう。

起動した Addit! Pro!
とりあえず起動できたので,何らかのアドオンを導入して動作確認をしてみました。
まだ登録前の試用版なので,冒頭画面の”I Agree“をクリックします。
リペイントデータの導入
そこで少し面倒な,”アプローチ アンド ランディング ジャパン”に付属しているB737-500にAerosimのページで公開されていたANKのリペイントデータを導入することにしました。

zipファイルを選択する画面です 操作に慣れていないので焦りました
このファイルは,zipファイルのままになっています。
しかも方法についての説明はありませんから,動作確認にはちょうど良いと考えました。
導入作業は,リペイントデータのzipファイルを格納しているフォルダーを開き,選択していくだけの作業です。

選択したzipファイルの内容が表示される
マニュアルがすべてHelpファイルになっていてしかも英語です。
しかたがないので,動作確認するところだけをピックアップして読み,苦労しながらなんとか導入することができました。

リペイント機体が表示されました
しかし,途中で操作を焦ったので,元のAerosim塗装の機体が消えてしまいました。
そこで,すぐにANKデータを削除して保管する操作を行いました。
元に戻すのは簡単で,無事復活できました。

元に戻った塗装の機体
削除したデータはフォルダーに保管される
削除の際に,保管するよう指示したので,データは”Addit Pro FS 2004\Cabinet”に保管されていました。

キャビネットフォルダーに保管されたリペイントデータ
とりあえず”AP24v687″は,Windows10で使えることを確認できました。
また,ヘルプファイルの中にもWindows10での動作保証した表示があったのは嬉しく思いました。

Windows10対応の表記がありました
マニュアルの翻訳はひと苦労です
マニュアルはWindows10でも表示できる”.chm”というファイル形式です。
しかしこのファイルは,”.htm”ファイルを元に作られているので,ツールを使って”.htm”ファイルに戻すことができます。
htm形式なら,直接ブラウザーの翻訳機能が使える訳です。
そのツールは,”ヘルプましん“というフリーウェアです。
このソフトの入手と使い方は,別の機会に説明を行うつもりです。
蛇足ながら,AP24v687のイントロダクションの一部の意訳を載せました。
Addit proを どのように動かすのですか?
飛行機のアドオンをダウンロードしてFlight Simulatorで使用したいとします。
ただAddit!を開いてください!
Addit! Pro!のインストールウィザードを開き,zipファイルを選択します。
プログラムはアドオンを分析して最適なインストールを決定します。
必要に応じて設定を微調整し,Finishを押します。
あなたのアドオンはインストールされており,すぐに使用することができます。
それは本当に簡単です!
あなたがインストールしたアドオンを管理することも同様に苦労はありません。
Addonをすばやく削除し,使用していないものを Addi Proのファイルキャビネットに移動してください。
さらにはアドオンをフォルダやzipファイルに再作成することもできます。
アーカイブするアドオンは自動的に圧縮され,ディスク領域を節約します。
航空機のパネルやサウンドをすばやく変更するには,航空機の編集画面を使用します。
航空機を選択し,[パネルの変更]または[サウンドの変更]を選択し,リストから新しい項目を選択します。
航空機やパネルに写真を割り当てることさえできます – 実際には,いくつかの写真が含まれています。
このプログラムは使いやすいですが,支援が必要な場合は,状況に応じたヘルプが助けとなります。
AP24v687:Helpの introductionから引用
この文書は,Helpファイルの自動翻訳をもとにpbook.jpが意訳しました。
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