デフォルトのエアラインの塗装は,いかにも架空ですよというものです。
実際に日本の空を飛ぶときには,やはり国内の航空会社の塗装で飛びたいですね。
そこで,デフォルトのB737-400にJAL塗装を施してみました。
私は,しばらく塗装データを導入することがなかったので,思い出しながら,わかりやすく説明してみます。
B737-400にJAL塗装を施す
リペイントデータとは
FS2004の機体に別の塗装を施すことを「リペイント」と言います。
少し,フライトシミュレーターを使ったことがある人であればよくご存じと思います。
このリペイントに使うデータをリペイントデータといい,対象となる機体データが定められています。
リペイントデータには対象の機体データがある
「このリペイントデータは○○用です。」とドキュメントに必ず書いてあります。
逆に言えば,そのリペイントデータは,指定された機体以外には使えません。
特別な機体をインストールして,リペイントデータを導入するのは,作業が複雑です。
リペイントデータの導入方法を説明するのであれば,デフォルト機が良いと考えました。
B737-400用のリペイントデータのダウンロード
デフォルト機体のB737-400に使えるリペイントデータは,デフォルトB737-400用と書いてあるデータから探すことになります。
Flightsim.comからデフォルトエアライナーのリペイントデータを探してみました。
国内線で活躍していた,B737-400のJAL塗装が見つかりました。
ファイル名は,”b734_jal_japan_airlines.zip“といいます。
検索すれば,すぐに見つかりますよ。
リペイントデータの導入方法
ダウンロードしたファイルをデスクトップに展開する
b734_jal_japan_airlines.zipをダウンロードしたら,このファイルをデスクトップに展開します。
展開すると”b734_jal_japan_airlines”と言うフォルダーができます。
このファイルを開いておきましょう。
デフォルトB737-400のフォルダー内での作業
つぎに,FS2004のフォルダー内にある”Aircraft”フォルダーを開きます。
デフォルトB737-400のデータは,”B737-400”というフォルダーにありますから,このフォルダーを探して開きます。
aircraft.cfgのバックアップ
開いたフォルダーの中にある”aircraft.cfg”のオリジナルファイルをコピーし”aircraft-cfg.org”と言う名前に変えておきます。
テクスチャーフォルダーのコピー
つぎに,”b734_jal_japan_airlines”フォルダーの中にある”Texture.JAL_NC”という名前のフォルダーを”B737-400”フォルダーにコピーします。
デフォルトB737-400の定義ファイルの確認
”B737-400”内の”aircraft.cfg”をメモ帳で開きます。
ファイル内の[fltsim.○](○は数字)という部分を探します。
その数字が,4まであるはずです。
この[fltsim.○]というのが,塗装データを定義している部分です。
新しく塗装データを導入するのですから,[fltsim.○]の数字は,最後の4の次の”5”になる訳です。
新しく導入する塗装データの編集
つぎは,”b734_jal_japan_airlines”フォルダーの中にある”Flightsim.txt”の編集をします。
”Flightsim.txt”をメモ帳で開きます。
新しく導入するデータが”5”でしたから,先頭の[fltsim.x]を[fltsim.5]と書き換えます。
“description=”のところが英語になっていますから削除して,日本語版の定義部分をコピーして貼り付けます。
編集が終わったら,“Flightsim.txt”全体を選択し,ファイルメニューからコピーを選択しクリックします。
オリジナルの”aircraft.cfg”の編集
つぎに,”airacraft.cfg”の[fltsim.4]の”description=”の最後に1行空白行を挿入し,先ほどコピーした“Flightsim.txt”部分をペーストし追加します。
追加し終わったら,”aircraft.cfg”を上書き保存します。
これで作業は終わりです。
導入した塗装機体の確認
FS2004を起動します。
フライトの作成から,航空機メーカー”Boeing”を機種で”737-400″を選択します。
バリエーションから”JAL-Japan Airlines”を選びます。
定義ファイルに不備がなければ,JAL塗装の737-400が表示されるはずです。
この画面に表示されないときには,テクスチャーファイルの記載に誤りがあることが原因なので確認しましょう。
これで,リペイントデータの導入作業の説明は終わりです。
Flightsim.comだけでなく,AVSIM.libraryにもいろいろなリペイントデータがあります。
また,商用データの”アプローチ アンド ランディング イン ジャパン”に付属していた機体にも,国内航空会社のリペイントデータがたくさんあります。
私も,これからいろいろ導入して楽しむことにします。
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