フライトシムの不調と電流不足

Flightsimulator

ブラックアウトの発生

これまで普通に使えていたMSFS2020とX-plane12が1ヶ月くらい前から飛行中にブラックアウトするようになりました

ブラックアウトが発生するようになった時期的は,2つのシムがバージョンアップしたころになります。

昨年の秋にG/CをRTX3060からRTX4070Sに入れ替えて,普通に使えていたので気にしていなかったのですが,頻繁にブラックアウト(シムは動いているのに画面が黒くなってしまう)するようになりました。

新しいLossless Scalingを使って,2~3倍固定で運用していたのですが,東京ヘリポートから羽田に向かって飛行すると2つのシムでブラックアウトが頻発しました。

対策

シーナリー負荷の低減は効果薄

シーナリーの負荷を下げるようにレンダリングオプションを軽くしたりしましたが,あまり効果はありませんでした。

新しいバージョンのMSFS2020とX-Plane12はVRAM使用量がすごいです

どんなときにブラックアウトが発生するのか調べて見ると,タスクマネージャーのVRAM使用率が一瞬12GBになるときがあって,そのときにはFPSが一桁に下がることがわかりました。

PCはメインRAMが不足すると,SWAPが発生して急に遅くなりますが,G/CはFPSが下がるという現象になるようです。

Lossless Scalingを使うとフレーム補完を有効化した途端にブラックアウトが発生しました。
ということは,PCは動いているのにG/Cが一瞬止まったということなのだろうと推測しました。

電流不足?

そこでネットで検索しCPUとG/Cの必要電力量をしらべたところ,CPUがピークで220w,G/Cは常用で400w程度らしく,推奨電源が850wになっていました。

PC内にあるHDDをすべて外部USB接続にしてブラックアウトの頻度を下げることができました。

私のPCの電源は750wだったので常用では足りていたもののピーク時には不足していたということらしいです。

また一つの知識は,RTXシリーズは一瞬ですが大電流を必要とする「スパイク電流」という現象があることがわかりました。

内蔵HDD使用数とCPU+G/Cの必要電流量から最低でも1000wの電源が必要らしいと推測しました。

今後M2.SSDやらを増設すると必要電流量が増加する可能性もあるので,電源を1250wに増強することにしました。

新電源の導入

RTX4070Sには新しいタイプの電源コネクタがあり,調べてみると大電流を必要とする「スパイク電流」対策のようでした。

新しい電源は,スパイク電流対策の専用電線を備えていることが必要だったので,その条件で選びました(導入した電源は,650w専用線を備えているもので自己紹介欄に記載しています)。

電源を新しくした途端,2つのFSは嘘のように安定しました。

Lossless Scalingも新バージョンで設定できるようになった70FPS固定:倍率可変が,2つのシムで動くようになりました。

さすがにMSFS2020のウルトラ設定で東京都心部はかなりきついようですが,ブラックアウトはなくなりました。

MSFS2020は2024に引きずられて必要VRAMを多めになるように改悪されたのではないかと勘ぐってしまいました。「RTX5080じゃないとまともに動かないぞー」とアピールしているようでちょっといやになります。

また不思議なことにX-Plane12はVRAM使用量が11~12Gで安定するようになりました。

私のFSライフ今後の方向性

1ヶ月かかりましたが,電源増強でシムが安定したので飛行に専念できるようになりました。

MSFS2020は,コミュニティで素晴らしいシーナリーがたくさん公開されているので不足はありません。UIに慣れていないMSFS2024はこれからチャレンジです。

そんなこんなでいろんなトラブルがあったからなのか,MSFSを観光VFRやお手軽エアライン飛行に使い,リアルな飛行技術を楽しむためにX-Planeを使うことを再度心に決めました。

年をとって集中力の持続時間が短くなってきたので,シーナリーはX-Planeだけで必要になったときに,必要だけ作ることにしようと考えています。

また,かかりつけ医から高塩血症を指摘されてしまったので,好きな酒や塩辛いものも控えることになりました。高齢シムパイロットは,つらいです(T_T)

 

 

 

 

 

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