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私は10年ほど前に高血圧症になりうつになりました。
仕事が大変だったこともありますが,昼間の眠気がひどかったのです。
それが「睡眠時無呼吸症」だととわかり,治療を始めたら正常血圧になり,うつも無くなって健康になりました。
ひどいいびきだよと言われているのであれば,私の体験を読んでみてください。
昼間から居眠りするダメ公務員
50歳の頃,昼間に眠くなることが多くなりました。
ひどいときには,大事な会議中に居眠りをするありさまでした。
たしかに,仕事が大変だったこともあり,疲れて酒を飲み,すぐに寝る生活が続いていたと思います。
血圧は,上が145下が90でした。
そして嫁さんに,「あなたはいびきがひどいから,あなたより早く寝てしまわないといけないのよ」とたびたび言われていました。

私の父も,いびきがひどかったのです。
壁二つ離れている部屋で寝ている私にまでいびきが聞こえてくるくらいでした。
その父は,70歳の時に糖尿病が原因の内臓性ショックと言う病気で他界しました。
高血圧症と糖尿病にかかっていたのですが,病院嫌いで無くなる直前まで病院にいくことはめったになかったのです。
私は,父がいびきがひどく高血圧だったことを思い出し,父親と自分が似たような症状だなあと思ったのです。
職場の産業医に相談すると,「よく眠れていないのでしょう,睡眠薬を処方しましょうか。」と言われました。
根本的な解決とは何か違うな,と直感したのでしょう。
自分で調べて,「睡眠時無呼吸症」ではないかと疑ったのです。
そのことを,産業医に相談したら○○先生は,県庁にも禁煙講演会で来られる先生だからいいんじゃないの」と言われ受診することにしました。
呼吸器科を受診
終夜睡眠ポリグラフ検査を受けました
受診して,睡眠時無呼吸症かどうかを診断するには一晩泊まり込みの検査が必要だということを知りました。
あとから知ったのですが,私の症状は典型的だったようで,家で簡単な装置を使う予備検査を飛ばして本検査になったみたいでした。
検査費用は健康保険を使ってシーツ代を含めて1万2千円ちょっと,検査は1ヶ月先でした。
嫁さんを付き添いに,病院に一晩泊まり込みで「終夜睡眠ポリグラフ検査」を受けました。
検査といっても,センサーを頭と体のあちこちにたくさんセンサーを付けて眠るだけです。
こんなに紐付きになって寝られるんだろうかと思いましたが,案外寝るものなのですね。
翌朝起きて,結果は2週間先に来てくださいねと言われておしまいです。
検査は,あっけなく終わりました。

検査結果を聞いてビックリ
まあ,それほどたいしたことはないだろうなと,私は高をくくっていました。
結果をきいてビックリ。
私は,最長1分30秒呼吸が止まっていたこと,1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数である無呼吸低呼吸指数(AHI)が34と言う数字でした。
AHIが,34というのは重症なのだとか。
すうっと背中が涼しくなったことを覚えています。

自分で調べた知識で,「痩せたら軽くなるのではないのですか?」と聞くと,先生が「あなたの場合は,痩せてもかわらないですよ。」とさらりとおっしゃったのです。
「CPAPという装置を使うことを決断してください。使わないと数年先に亡くなる方もいらっしゃるんですよ。まあ,メガネみたいなものと考えてもらえばいいんですから。」とのこと。
しかたがないなと治療を承諾して,CPAPに詳しい看護師さんから説明を聞いて機械をもらい帰宅しました。
治療の効果は劇的でした
嫁さんの驚き
検査結果を嫁さんに報告しました。
そして,機械を装着して眠った翌朝のこと,今までに無い爽快な気分で目が覚めました。
嫁さんが,「あなたが,あんまり静かなんで死んでるのかと思って揺すってみたのよ。」と言いました。
そして,「私も静かだったからよく眠れたわ,いつもなら夜うるさくて起きたときあなたを横向きにすると静かになるから体を動かしていたのよ。」と言うのです。
私は,「ああ,迷惑をかけていたんだなぁ」と思ったのでした。

治療効果の確認検査を受けました
機械を装着して1ヶ月たったので,効果確認の検査を受けました。
検査は,診断の時と同じです。
結果は,劇的に改善しているとのこと。
自分でも調子がいいのを実感していました。
血圧は,上が110下が65と健康体になっていました。
うつは,簡単瞑想のおかげでなんとかおさまりました。
健康になったからか,自分の生活態度を改めようという気にもなりました。
最近になって
機械は変わる・・劇的に
治療を継続して10年以上になりました。
最初に受け取ったCPAP(治療器)は,バスケットボールを半分に切った位の大きさで,重くリュックサックのようなケースに入れて持ち運ぶ必要がありました。
毎月1回,機械を病院に持ち込んで治療効果を確認してもらう必要があるからです。
10年で2回機械が変わりました。
2代目は,機械の大きさが初代の四分の一位に小さくなり,メモリーカードを病院に持ち込むだけで済むようになりました。
3代目は,大きさはかわらないもののメモリーカードの他に,データを無線で病院に送るように変わりました。
治療効果を高めるには使い続けること
病院で月に1回の診断を受けたときです。
先生から,「うーんいいですね100点です。」と言われました。
それはどういう意味ですかと聞くと,「使わない人もいる。」とのこと。
きけば,7割くらい使えばいいほうとのこと。
「相性もあるから強制はできないけれど,できれば使ってほしいよね。」とおっしゃったのです。
なじみになっているからなのか,CPAPを勧めてくれた時の先生とは,うって変わって朗らかな会話になりました。

眠れない怖さ
ある研究機関が,仔犬を眠らせないようにしたら4日から6日で数匹が死亡したとのデータがあるそうです。
私の主治医の先生が,数年後に死亡する可能性があるとおっしゃったのは嘘ではないような気がします。
実際,私の父が70歳でなくなっているのが思い出されました。

生命保険の加入制限がある
実は,ちょっとだけCPAP治療のデメリットがあります。
私は,生命保険に加入できなくなったんです。
CPAP治療をしていることを告げると,お引き受けできませんと言われるのです。
CPAP治療の効果は,認められているのになぜかなと思っていたのですが,先日の先生との会話がヒントになりました。
治療を承諾していても使わない人がいること。
これでは,生命保険会社も引き受けを渋るのは,理解できるなぁと思ったのでした。
今なら何の問題もありません
定年退職してしまえば,生命保険も不要になりました。
葬式代を用意しておけば事足りるからです。
けがの保険は加入できるので不足はありません。
というわけで,私は今日もCPAPを装着して静かな夜を過ごしています。



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