私は,イギリスのコッツウォルズ地方が好きです。
きっかけは,私が好きな画家の一人である安野光雅氏の水彩画を見たことです。
上空からコッツウォルズ地方を見たらどういう風なのか興味があったので挑戦してみました。
結果は,失敗だったんですが…
安野光雅氏の描くコッツウォルズ地方
安野光雅氏は,島根県津和野市の出身です。
私は,氏の絵を見て興味を覚えて調べたことでそのことを知りました。
それまで,何度も津和野を訪れたことがありました。
氏の美術館があることを知り,いつか行こうと思いながら,残念ながらまだ実現してはいません。
氏の描くコッツウオルズ地方の風景画は,のんびりとした風景を描いています。
私は,本物やレプリカを購入するのは経済的に無理なので,カレンダーの切り抜きを額に入れて部屋の飾りにしています。
それ位なんですが,なんともいえず安らぐのです。
コッツウォルズ地方の風景
コッツウォルズ地方は,あまりに有名なので,ネットで検索すると写真がいっぱい出てきます。
私は,図書館で写真集を借りて読みました。
丘,川,森,庭,牧場そういった様々な自然が織りなす風景がこの地方の特徴になっています。
専門サイトもあるくらい,本当にこの地方はいい雰囲気を感じさせます。
またピーターラビットの生みの親として知られるイギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターゆかりの地です。
他にもゆかりのある有名人が,たくさんおられます。
FS2004のイギリスの風景データ
イギリスの地形データ
イギリスの地形データはflightsim.comで76mメッシュデータが公開されています。
草原や牧場などのテクスチャーは,FseanX4を使いました。
コッツウォルズ地方には飛行機関係の施設はありません。
イギリスの特別自然景観地域ですから,当たり前なんですけど…
Wikipediaにコッツウォルズ地方の道路図がありました。
道路のデータ
道路が,ランドマークに使えるかもしれないと思い,データを探しました。
AVSIM.Libraryに”UK ROADS & RAIL”というフリーデータがありました。
“UK ROADS & RAIL”のインストール
このデータは,インストーラがついています。
そして,互換性設定をしなくてもWindows10上のFS2004にすんなりインストールできました。
インストールは,ダウンロードしてきたUK_Roads.zipファイルを展開し,フォルダーにある”UK Roads.exe”をダブルクリックするだけです。
あ,もちろんインストール先のFS2004のフォルダーを指定しなくてはいけませんよ。
FS2004でコッツウォルズ地方を遊覧飛行してみました
コッツウォルズ地方の南に,Kemble飛行場(EGBP)があります。
コッツウォルズ地方の位置をGoogleマップとSkyVectorで推定しました。
EGBPから,350度方向に飛行すればコッツウォルズ地方上空に行けるはずと,ナビを頼りにセスナ172を高度2500ftで飛ばしました。
さすがに,低空から道路をランドマークにするのは無理があったようです。
位置も形状も確認できなかったのです。
かろうじて地形から,谷と丘は判別できたのですがはっきりとした建物も見当たらず残念な結果になりました。
ただただ,丘と牧場が広がっているだけに見えました。
シミュレータでの遊覧飛行が必ずしも良いわけではないことがわかりました
今回の結論は,「コッツウォルズ地方は地上から見るべき風景だ」ということでした。
やはり,人間の感性をくすぐるような風景は,写真や作品から得るものだと思い知りました。
たしかに,FS2004は風景描写がよく出来ているソフトウェアですが,自然の織りなす風景を描写できるほどの能力はありません。
フライトシミュレーターは,ナビゲーションを楽しむソフトウェアだと感じました。
それがわかっただけでも,失敗もまたよしというところですかね。
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