この本は「飛行機の発達史」ではありません。
旅客機だけの歴史を書いた本です!
旅客機の作られた目的
旅客機は,飛行機の中で客を乗せて飛ぶ用途 だけに作られたものです。
私は,客を「快適に」「早く運ぶ」という目的で作られた旅客機が,飛行機の中でも 特に好きです。
戦闘機は,確かに性能第一で姿も洗練されています。
一方で旅客機は,経済性と快適性を追いかけています。
つまり より安く使えるよう,より楽に旅ができるように改良され,今の姿になっているからです。
旅客機の本
私は,旅客機の本をたくさん読みました。
この本は一度読んだのですが,事故でなくしてしまったんです。
でも,また古本を捜して購入しました。
それだけ,中味の濃い本なんです。
記事を少しだけ紹介します。
この本の中には,エアラインのステッカーをはじめ 貴重な写真資料がたくさん載っています。
石川潤一著 「旅客機発達物語」より引用
最初の旅客機
私は,この本で紹介されているロシアのイリヤ・ムロウメツを「最初の旅客機」だ と考えました。
石川潤一著 「旅客機発達物語」より引用
この飛行機には,後部胴体上に吹きさらしの展望台がついているというのも驚きです。
この飛行機が,お客さんの楽しみを優先しているところに興味を覚えました。
私でさえ,飛行機に乗ると窓の外の景色ばかり眺めています。
だから昔の人たちは,さぞ空から眺める景色には感動しただろうと思います。
歴史とともに,旅客機は変化していきます。
この本は,その変化を貴重な写真と一緒にまとめてくださっている博物館のような本です。
ぜひ,捜して読んでみてください。
この本について
ISBN4-7663-3151-6 グリーンアロー出版社 定価2,330円(税抜き)
石川潤一著 旅客機発達物語 1993年
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