忘れられた滑走路を補うプロジェクト(その23)
有明海を望む白川の河口にある滑空場
白川滑空場
白川滑空場は熊本県熊本市の白川河口近くの河川敷にある滑空場です。
ここは日本学生航空連盟が管理し,九州大学,九州工業大学そして熊本大学の航空部などが利用している滑走路です。
大学の航空部は夏場は久住滑空場を利用し,久住が雪で使えなくなる冬場にここを利用しているのだそうです。
ここには格納庫などの施設はありませんが,滑走路から島原半島の山々を見ることができる眺めの良い滑空場です。
白川滑空場シーナリー
この滑走路のデータはほとんどと言って良いくらいありませんでした。
「空港探索-2」にある画像にある滑走路の始点と中途のポイントから,滑走路を置ける直線距離で一番長い場所を滑走路に定義しました。
結果として滑走路は,幅20m長さ500mになりました。
この滑走路はX-Plane11のデフォルトシーナリーやGatewayにもない忘れられた滑走路の一つです。
シーナリーのダウンロードとインストール
デフォルトメッシュ用とOrtho4XPデータ用のシーナリー2種類を作成しました。
また滑走路には”XRJGP12“のコードを割り当てました。
Ortho4XPデータ用シーナリーに国土地理院提供の航空写真を貼り付けたものがデフォルトメッシュ用シーナリーです。
航空写真を貼り付けた理由は,デフォルトメッシュの白川河口が,とんでもない原野になっていたからです。
2つのシーナリーをまとめて”XRJGP12_ShirakawaGP.7z“というデータにしてあります。
データはここからダウンロードしてください。
なお,このシーナリーを表示するのに必要なライブラリーとプラグインは次のとおりですので,あらかじめ導入しておいてください。
The handyobject Library
CDB-Library
X-winch
導入がまだの方は,次のページにリンクがあるのでダウンロードしてください。
インストール
ダウンロードしたファイルを適当な場所で展開します。
できあがったフォルダーは次のようになります。
Ortho4XPデータ用シーナリーは,”+32+130“のタイルと共に使ってください。
また以下の画像で赤く囲った範囲をZL19で定義し直すと,いくらかきれいな河川敷になります。
X-Plane11での風景
デフォルトメッシュ用シーナリー
滑空場の全景です。
航空写真の範囲はそれほど広くはありません。
また滑空場対岸の河川敷に大きな段差がありますが無視しています。
滑走路の始点になる場所近くに,バスと横向きのグライダー1機,グライダートレーラーを配置しています。
そのほかのグライダーは,X-winchによって表示されたものです。
Ortho4XPデータ用シーナリー
Ortho4XPデータを使うと広範囲の地形が正常になります。
下の画像は,タイル全体をZL18滑空場の周囲をZL19で作成してあります。
滑走路始点から島原半島の山々がきれいに見えます。
まとめ
何もない殺風景な滑空場ですが,島原半島を見ることができるという好立地な滑走路です。
熊本空港の進入路にあるという不利な点はありますが,有明海の絶景を楽しめる滑走路をお楽しみください。
Enjoy Flight!
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