山梨県甲斐市にある高等学校の中にある滑走路

Flightsimulator

忘れられた滑走路を補うプロジェクト(その6)

日本航空高等学校双葉滑空場

双葉滑空場と韮崎滑空場

双葉滑空場は,日本航空高等学校山梨キャンパス内にある私設の滑走路です。

日本航空高等学校のページには,学校の様子がたくさん紹介されています。

山梨キャンパス 普通科・航空科
Imagination(想像)・Create(創造)本学園は2022年に建学 90年を迎えました。引き継がれてきた伝統に加え、時代に即した教育を 取り入れていきたいと考えています。「天に星」「地に花」があるように「人には愛」があります。愛情

韮崎滑空場は,双葉滑空場のそばを流れる富士川支流の釜無川対岸にある何も施設のない滑空場です。

ここは,韮崎市航空協会が管理している滑空場ですが,現在ではいろいろな理由から当面ヘリコプター専用として整地されているようです。

NPO法人韮崎市航空協会

二つの滑空場のチャートは,日本滑空協会のページからダウンロードできます。

双葉滑空場のチャート

韮崎滑空場のチャート

X-Plane11の双葉滑空場と韮崎滑空場シーナリー

X-Plane11では2つの滑空場共にデフォルトやGatewayにもない忘れられた滑走路です。

FS2004では双葉滑空場にはRJAYのコードが付けられたシーナリーが公開されていましたので,X-Plane11でもこのコードを使いました。

韮崎滑空場は,FS2004にもない滑走路でしたので,新たにXRJGP7のコードをつけています。

忘れられた滑空場にFS2004の滑走路リストの順番にXRJGP1からコードを割り当てています。つまりXRJGP1から6まではあるということです(^^)v

このシーナリーは,とりあえず双葉滑空場の滑走路とその周囲のランドマークを再現するという目標で作成しました。

そのため近くにある”韮崎滑空場”はランドマークの一つという位置づけです。

“韮崎滑空場”以外のランドマークとして,キャンパス内のサッカーコートと双葉サービスエリアそばにある”山梨放送双葉ラジオ送信所”の電波塔をそれらしく設置しています。

一方でキャンパス内にはいろいろな形の建物がたくさんありますが,実物のように再現できているわけではありません。

また滑走路の周囲にはアスファルト舗装の転回地や通路がありますが,完全に再現してはいません。

この滑走路をよくご存じの方にとっては,不十分だとは思いますがご容赦ください。

シーナリーのダウンロードとインストール

ダウンロード

このシーナリーでは,草地のポリゴンデータを使っていないのでデフォルトシーナリーとOrtho4XPデータ上で使うシーナリーの区別はありません。

けれどもOrtho4XPデータ上で利用するためには,キャンパス敷地が波打ってしまうためにMUXPによる地形修正が必要です。

滑走路データとMUXPデータをひとまとめにして”RJAY_FutabaGP.7z“というデータにしてありますので,ここからダウンロードしてください。

このシーナリーを表示するためには次のライブラリーが必要ですので,あらかじめ導入しておいてください。

CDB-Library
NAPS_library
PPlibrary
Aircraft-Static_and_Animated
opensceneryx
JB_Library
ruscenery
ALES_DEV_LIB
SAM_Library
MisterX_Library
handyobjects

そのほかX-Asiaを利用してもらうと周辺の建物もたくさん表示されます。

インストール

ダウンロードした”RJAY_FutabaGP.7z“を適当な場所で展開します。

RJAY Futaba GP“フォルダーとフォトシーナリーの地形修正用の”+35+138 airport_RJAY.muxp“というデータが入っています。

これらのうち”RJAY Futaba GP“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。

Ortho4XPデータを利用する場合,”+35+138 airport_RJAY.muxp“データを+35+138区域のOrtho4XPデータに適用してください。

使い方は,次の私の記事に方法を記載しています。

https://pbook.jp/post-15427/

X-Plane11での表示

デフォルトシーナリーでの風景

まずX-asiaとGlobalforestを使ったデフォルトシーナリー上の風景です。

日本航空高等学校山梨キャンパスの全景と左側遠景に韮崎滑空場が見えています。

日本航空高等学校山梨キャンパスの校舎と中央部のヘリポートです。

駐機している飛行機の実物は日の丸のついた装飾用のものですが,シーナリー上ではアメリカのマークが付いています。

釜無川対岸にある韮崎滑空場です。

川の形状が実際とはかなり異なるので,丘の中の滑走路という雰囲気になっています。

もうひとつのランドマークである”山梨放送双葉ラジオ送信所”の電波塔です。

実物によく似た高さのオブジェクトがなかったので,2つの電波塔を組み合わせて設置してありますので,近くに寄らないでご覧下さい(^^;)。

フォトシーナリーを使った風景

Ortho4XPデータ上の日本航空高等学校山梨キャンパスです。

キャンパス周辺の細い道路がフォトシーナリーで表示されます。

遠くに富士山も見えます。

キャンパス正門とヘリポートです。キャンパス内の草地もそれなりに表示されます。

キャンパス南東側の端ですが,地形を修正したので少し盛った台地状になっています。

地形修正しないとこの場所は波打って離着陸できなくなります。

南東側から見ると道路が不自然に波打っていますが,ほとんど離着陸に関係しないので修正を諦めました。

フォトシーナリー上の韮崎滑空場です。

釜無川が実物のようになっているので,河川敷の滑空場の雰囲気がでています。

“山梨放送双葉ラジオ送信所”の電波塔です。

こちらはデフォルトシーナリーに比べてもあまり変化がないようです。

まとめ

電波塔の表示に苦労しましたがなんとか雰囲気を再現できたのではないかと考えています。

キャンパス内の校舎については,資料がほとんどないので再現しにくかったです。

とりあえず滑走路と周回コースの雰囲気だけでもお楽しみください。

Enjoy Flight!


この記事で紹介しているシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.55で動作確認しています。

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