
フライトシミュレーターが上手く動作しなくて,よく憤慨することがありました。
長い時間いろんなことを試してみて上手くいかず,「骨折り損のくたびれもうけ」だなと皮肉っぽく言ったり怒ったりしたものです。
でも今では怒ることが少なくなりました。
失敗は,くたびれもうけではないんです。
なぜ怒らないようにしたのか
私は,50歳の時に一念発起し,生活態度の目標に「怒らないようにする」ことを決めました。
理由は,周りをより良く変えるためには,自分が変わっていかなくてはいけないということがわかったからです。
周りを命令や力で変えることはできません。
圧力で,従わせようとしても,圧力をかけるのをやめれば元通りです。
自分の影響力で,周りが変わるのを待つだけです。
これは,昔からよく言われていることですね。
どこから自分を変えていくのが良いのかと考えました。
そこで,家族に私の一番いやなところは何かと聞きました。
すると,全員が「ひどく怒ること」と言うのです。
そして「そういえば,(自分は)よく怒るよなぁ」と思ったのです。

”One shot ignition writer”と言われた「一式陸上攻撃機」 Photo from flickr
怒りとは自分の感情
どうして怒ってしまうのか,怒らないようにするにはどうすれば良いのか考えました。
でも,よくわからなかったので,調べてみることにしました。
いろんな本を読みました。
本には,怒りの定義が書いてあります。
難しいですね。
「怒りとは自己もしくは社会への,不当なもしくは故意による(と認知される),物理的もしくは心理的な侵害に対する,自己防衛もしくは社会維持のために喚起された,心身の準備状態」
備瀬哲弘著 ”精神科医が教える「怒り」を消す技術”より引用
怒る原因のほとんどは思い込み
色々調べてみると,「怒りのコントロールは,自分を知ることから始まる。」と書いてありました。
それはどういうことなのでしょう。
それは怒るのが,自分だからです。
感情は自分のものですから,怒る原因は自分にあります。
相手や対象に原因は,ないのです。
原因が相手や対象にあるのだと,自分が考えるときがあります。
でもそれは,自分が相手や対象をどう考えているかということなんです。
怒る原因を明らかにするには,最初に自分が思い込みをしていないかと考えなければいけなかったのです。
- 自分はほんとに正しいのか
- 善し悪しの判断をしていないか
- 予定が狂って(希望と違って)あわてていないか
この3つで思い込みの原因は,たいがい整理されます。
そして思い込みをやめることができれば,怒ることはほとんどなくなるのです。
思い込みに起因する怒りの事例を,本で読みました。
自分に当てはめてみると,なるほどと思うことばかりでした。

”Judgment” Photo from flickr
すぐ怒ってしまう自分はどうすればいいのか
怒りたいとき,どうするのが一番よいのか?
それは,怒りたいと思ったときに,気をそらすことが一番です。
よそを向く,その場から逃げる,別のことをするとか方法はさまざまです。
でも,その場で不審な行動をする訳にはいきませんね。
そこで私は,怒りから気をそらすために「わすれる」,「考えない」それだけを心がけました。
怒った声を出す前に,「忘れよう!」そう考えるだけです。
漫画などで,「悪口を言う人のことは,カボチャがしゃべっていると思え。」という台詞をみることがあります。
まさしく,それです。
そして,気持ちが落ち着いてから,怒った原因を考えるようにしました。

“Fire fighting” Photo from flickr
安らぐ気持ちを持つために
失敗や対象を恐れる自分がいます,そして失敗する自分がいます。
失敗することを許せないから,怒ります。
失敗することを,自分が許せば良いだけなんです。
そして,恐れることがないよう対処方法を調べて実行するだけです。
それだけで,怒ることは少なくなります。

“Peace” Photo from flickr
失敗は「骨折り損のくたびれもうけ」ではないんです
最初の話に戻ります。
フライトシミュレーターが上手く動かなくなったのは,自分が設定を変えたからかもしれません。
あるいは,自分が動くと思い込んで(あるいは勘違いして),アドオンを組み込んでしまった自分のせいかもしれません。
それは「骨折り損のくたびれもうけ」ではありません。
失敗の原因を究明することで,自分がスキルアップすることがあります。
そして,不具合が起きることを人に伝えることで役に立つことがあるからなのです。
それがわかったので,自分の思い通りにならないからといって不機嫌になることは少なくなりました。
多少「疲れたなー」と思うことはありますが…(笑)

”Climb” Photo from flickr


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