ヘリコプター本来の操縦を楽しめる小型ヘリコプター
ロビンソンR44は,プロペラが2枚の小型ヘリコプターです。

MSFS向けにこの機体のデータが公開されています。
2021年10月の時点でアルファ3バージョンですが,飛行するのには支障がありません。
機体の導入と飛行の始め方について説明します。
R44の導入と飛行の始め方
データのダウンロードとインストール
ダウンロード
R44を使うためには,機体データと物理ライブラリーの2つが必要です。
機体データは”Robinson R44 Raven II Helicopter Project“で,物理ライブラリーは”AirlandFS“というタイトルです。
インストール
二つのデータを適当な場所で展開します。
機体データは,フォルダー内に”SimObjects“フォルダーのある”rsp-r44“を,MSFSのCommunityフォルダー内にコピーします。
物理ライブラリーは”AirlandFS.exe“ファイルが入っている”AirlandFS Beta 1.3″(2021年10月現在)フォルダーを,MSFSのCommunityフォルダー内にコピーし,“AirlandFS.exe”のショートカットをデスクトップに作成します。
R44の飛行の開始方法
飛行の開始手順
H135同様に,この機体もコレクティブとスロットルが連動しています。
けれどもH135は小型単発機と同じ操縦方法でしたが,それとは異なり回転翼の傾きをスティックで操作するようになっています。
別の言い方をすれば,スティックを倒した方向に機体が傾むくという本来のヘリコプターの挙動をするというものです。
これを実現しているのが”物理ライブラリー”です。
R44を飛ばすには,“AirlandFS”をMSFSと同時に動かしておく必要があります。
まず”AirlandFS”のショートカットをダブルクリックしてスタートさせ,その後にMSFSをスタートします。
フライトでR44を選び,フライトをスタートします。
物理ライブラリーの設定
“AirlandFS”が先にスタートしてMSFSがスタートしたとき画面上に,”AirlandFS”が機体が選ばれていないと表示しています。
この時点ではまだR44を操縦することはできません。
次にマルチデスクトップまたはマルチモニターを利用して切り替えるか,タスクバー内にある”AirlandFS”のアイコンをクリックしてウインドウを表示します。
表示されたウインドウ内でR44の設定ファイルを読み込みます。
この画面で,右側にある”Load profile”ボタンをクリックします。
表示されたウインドウから”airfields_R44_fred.cfg”をクリックし,右下の開くボタンをクリックします。
これで,R44の設定が”AirlandFS”に読み込まれ,R44を操縦できるようになります。
つぎに各舵とスロットルの設定を,”AirlandFS”の画面から行います。
推奨は次の画面のとおり”0″設定が基本です。
この設定の読み込みは,今のところフライトを開始するごとに実行する必要があります。
また負荷によって機体がこわれた時も同様です。
R44の装備
“rsp-r44″フォルダー内にある”Manuals & Documents”フォルダー内に装備の説明書があります。
GPSの日よけ,ドアの開け閉め,フロートの装備などさまざまなギミックがあるので,お読みになって動かしてみてください。
アルファバージョンということで,スイッチはありますが動作しないものもあります。
R44の操縦
先に書いたように,この機体は本来のヘリコプターの操縦方法によって飛ばすことができます。
この機体はH135と異なり,コレクティブや舵を急に動かすことは危険で,少しずつ挙動を確認しながら飛行する必要があります。
また物理ライブラリーを同時に動かすために,FPSへの影響が生じます。
このことは今後改良されていくと思われますが,わたくしのPCでグラフィックスのHight設定ではたまにカクカクした動きになりました。
なお私はヘリ操縦の初心者ですので,詳しい操縦の説明はできません。
FAAのヘリ操縦説明書が参考になると思います。
まとめ
MSFSにおいても,外見だけでなくリアルなヘリコプターの操縦を楽しめるようになりました。
Asoboからもヘリのリリースが予定されているようですので,ますます楽しみです。
Enjoy Flight!
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