ニュージーランドのフォトシーナリー
起伏に富んだ国土を持つニュージーランドは,美しい自然が見られる国です。
ニュージーランド全体をカバーするフォトシーナリーを自分で作成するには,120時間以上かかると思われます。
これを自前で作成するのではなく,タイルの色修正まで行われているフォトシーナリーが公開されています。
しかもニュージーランド全体を24時間程度でダウンロードできるので,HDDに260GBの容量がある方はぜひ導入することをおすすめします。
シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
ニュージーランド全土のフォトシーナリーは”Lyndiman’s New Zealand Ortho Photography Set for X-Plane 11“という名前です。
このシーナリーは,”Lyndiman_NZ_xxxxxx_Islands_Ortho_R4.zip.torrent“という10の”Torrent”ファイルという形式で公開されています。
“Torrent”ファイルは,大容量のファイルを高速にダウンロードする仕組みです。
“Torrent”については,悪用やウイルスの懸念があるので,私を含めてあまり使いたくないと考えておられる方が多いと思います。
私はその点を調べて,出所のはっきりしているファイルだけをダウンロードするのであれば,問題がないとの結論に至りました。
今回ご紹介するニュージーランドのフォトシーナリーは,世界中のユーザーが利用しているので安心できるファイルです。
ご紹介するページにある”Lyndiman Ortho Scenery R4 Torrent files“と”Lyndiman Ortho Scenery R4 UHD Mesh Torrent files“のリンクをクリックして”Torrent“ファイルをダウンロードしてください。
追加のオーバーレイファイルも公開されています。
利用方法は,著者のページに詳しく記載されています。
ダウンロード作業
フォトシ-ナリーのダウンロードにはWeb版BitTorrentを使います。
Web版であればOSを選ばずにダウンロードが可能であり,アプリをPCに導入する手間がありません。
利用しなくなれば,簡単に削除もできます。
Web版BitTorrentは,次のページから無料バージョンがダウンロードできます。
BitTorrentを動かすPCは高性能である必要はありません。
一方で,省エネルギーで動かすことができるノートPC等が最適です。
ただしダウンロードしたファイルを格納するため大容量のHDDを用意する必要があります。
私は,32bitOSのサブ機に1TBのHDDを取り付けて,ダウンロードしました。
データ収納場所の設定
Web版BitTorrentをスタートし,画面の右上にある歯車アイコンをクリックします。
ここでダウンロードしたファイルを収納するドライブを設定します。
これを行わないと容量の少ないドキュメントファイルにダウンロードされてしまいますので,注意しましょう。
“Torrent”ファイルの収録
先に入手した”Torrent”ファイルを適当な場所に入れておきます。
私は”Torrent_Set“というフォルダーを作り,格納しました。
“Torrent”ファイルの登録
“Torrent_Set”フォルダーの中にある“Torrent”ファイルをWeb版BitTorrentの画面内にある”急流の間+“というボタンをクリックして表示されるウインドウにコピー&ペーストで登録します。
これでダウンロードの準備が終わりました。
Web版BitTorrentの画面内にあるダウンロードをクリックすれば,約1日でダウンロードが完了します。
ダウンロード後の処理
Torrentデータは,PCインフラの共有という考え方で高速ダウンロードが成り立っています。
しかしながら半永久的にPCを動かし続けるということはできません。
そこで,私は自分が入手するのにかかった時間を他のユーザーのために提供するという考えに基づいて,ダウンロードが終了した後,少なくとも24時間はダウンロードしたファイルをそのままにしておき,PCを動かしておくということにしました。
インストール
ダウンロードが済んだデータは,X-Plane11を動かしているPCにコピーし,インストールします。
インストール作業は,展開したファイルとオーバーレイファイルをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーし,Scenery packs.iniファイルの編集をするという流れです。
なお展開後のファイル容量は約296GBあります。
日本のフォトシーナリーだけでも大きいのでニュージーランドのフォトシーナリーを導入するとCustom Sceneryフォルダーが大きくなってしまいます。
こんなとき,”SceneManager”を使って大容量のHDDにフォトシーナリーを収容するようにしましょう。
詳しい使い方は,私の過去の記事に記述していますので参考にしてください。
このフォトシーナリーの画像は,製作者のページに掲載されています。
まとめ
入手方法だけのご紹介になりましたが,実はこの記事には続きがあります。
ニュージーランドの飛行場をひとまとめにしたパッケージがあるので,後ほどこれをご紹介することにしています。
またアメリカ合衆国とオーストラリア全土のフォトシーナリーも”Torent”ファイルが公開されています。
これらは少しダウンロード後の導入作業が煩雑なので,別記事で詳しくご紹介しようと考えています。
Enjoy Flight!
コメント