MSFS1.19.8.0の緊急停止と修復方法

Flightsimulator

 

バージョンアップされたMSFS1.19.8.0を緊急停止するときには,これまでのMSFSのような取扱いができません。1.19.8.0がフリーズした場合には停止するときに注意する点があるので説明します。私が痛い目に遭ってしまったときの経験から記述しています。


MSFS1.19.8.0の緊急停止と修復時の注意点

バージョンアップされたMSFS1.19.8.0はこれまでのMSFSよりもデリケートになっているため,いままでのMSFSのような取扱いができません。

1.19.8.0がフリーズした場合に停止させるときに注意する点があります。

私が痛い目に遭ってしまい修復したときの経験から記述していますので,不正確な部分があることをあらかじめご承知おきください。

“freeze” by sirrysiek. Photo from flickr

 

今回説明するのは私が所有しているStore版だけなので,Steam版の方についてはご容赦ください。
なお不具合が生じたときでも,修復前にMSFSのフォルダーを手動で削除しないようにしてください。

MSFSの緊急停止方法

フリーズしているフルスクリーンモードのMSFSをやむをえず停止させる場合,1.19.8.0では”Alt+F4“を使用しない方が無難です。

またウインドウモードでMSFSを動かしているとき,ウインドウ右上の”X“をクリックして停止させない方が無難です。

上記2つの方法でフリーズしたMSFSを停止させた場合,MSFSの終了処理がうまく働かず何らかの不具合が生じる恐れがあります。

なおフリーズしていない場合は,”Alt+F4“やウインドウ右上の”X“をクリックして停止させても問題は生じません。

MSFS1.19.8.0を緊急停止させるには“Ctrl”+”Windowskey”+”矢印キー”を押してマルチデスクトップ機能を利用し”タスクマネージャー”をスタートしてプロセスタブの中にある”Microsoft Flight Simulator”を右クリックしてタスクの終了を選びます。

タスク終了後のメンテナンス

フリーズ時の緊急停止後には,必ずMSFSの”修復”を行いましょう。

修復について詳しい説明は先に公開した記事をお読みください。

MSFSフォルダーのメンテナンス方法
MSFSは,インストールフォルダーを移動させたり,再インストールする場合,通常のWindowsアプリのような取扱いができません。失敗すると再インストールさえ面倒な状態になります。私も痛い目に遭ってしまったので,ユーザーがあらかじめメンテナン...

修復してもフリーズする場合は,再インストールを行います。

なお再インストールを行っても既にダウンロードされているフォルダーやオプションファイルは削除されません。

1.19.8.0の再インストールでダウンロードされるのは,サーバーからファイルを持ってくるローダー部分だけです。

フリーズの原因究明

MSFSのフリーズ原因は,たいていの場合Communityフォルダー内にあるカスタムモジュールまたはシーナリーに原因があります。

修復後にMSFSを再スタートしたとき”Warning”が表示されるので,Communityフォルダー内にあるカスタムモジュールまたはシーナリーを読み込まないセーフモードでスタートします。

このときMSFSが正常にスタートすれば,Communityフォルダー内にあるカスタムモジュールまたはシーナリーにフリーズした原因があります。

Communityフォルダー内の検索

Communityフォルダー内にあるカスタムモジュールまたはシーナリーをすべて削除し,ひとつひとつ追加してフリーズするかどうかをたしかめます。

このときに役に立つのが”Addon linker”というツールです。

MSFSのアドオンをCommunityフォルダーの外に置く方法
MSFSのシーナリーや塗装データなどのアドオンは,すべてCommunityフォルダーにいれます。そのためCommunityフォルダーに入れたフォルダーはだんだん多くなります。またCommunityフォルダーに入れたデータが多くなればなるほどMSFSでフライトまでの時間が長くなります。データをほかのディスクに入れることができ,使うデータの有効無効を切り替えたりすることができればこれらの問題は一気に解決します。これを実現するアプリが公開されましたので,ご紹介します。

またバージョンアップ後にフリーズが起きたとき,その原因はMSFS全体に影響を及ぼすアドオンかシーナリーライブラリーに原因があることがよくあります。

ひとつづつ追加していくときに,それらから先に確かめる事をおすすめします。

ペイウェアの場合,新バージョンが公開されていることがあるのでそれも確かめておきましょう。

再インストール後のオプションインストール

誤ってMSFSフォルダーを手動で削除した場合,1.19.8.0の再インストールでは導入していたオプションもすべてインストールされます。

再インストール後に再度MSFSを導入するように表示された場合は,フォルダー指定がリセットされています。

先の記事で,MSFSを導入したフォルダーの場所を再指定する方法を説明していますので,確認をしておきましょう。

なおMSFS1.19.8.0では再インストール直後のメインメニュー下部にある”管理”からフォルダーを指定することができるようになりました。

まとめ

MSFS1.19.8.0は,過去のMSFSに比べてデリケートになっているようです。

いざというときに役に立つので緊急停止方法を覚えておいていただければ幸いです。

Enjoy Flight!

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