イギリスのBarra空港は浜辺を滑走路にしている珍しい空港です。この空港シーナリーをフォトシーナリー上で利用しようとすると砂の中に飛行機が埋まってしまい離陸できなくなります。これを解決するための方法が見つかったので,公開できるフォトシーナリーと共にご紹介します。
リアルなBarra空港にするフォトシーナリーと修正シーナリー
イギリスのBarra空港(EGPR)は浜辺を滑走路にしている,珍しい空港で私のお気に入りです。 この空港シーナリーと就航している飛行機については,私の過去の記事でご紹介しました。 https://pbook.jp/post-8600/ https://pbook.jp/post-8566/ その時にはデフォルトシーナリーで利用していましたが,周囲の景色を美しくしようとフォトシーナリーを利用することにしました。 ところがこの空港シーナリーをフォトシーナリー上で利用しようとするとフォトシーナリーの浜辺は海面扱いになっているため砂の中に飛行機が埋まってしまい離陸できなくなってしまいました。
そんなとき最近公開された別の作者によるBarra空港シーナリー(EGPR Barra xp11mod 1.0.0)を試してみたら飛行機が埋まることがありませんでした。 https://forums.x-plane.org/index.php?/files/file/74410-egpr-barra-xp11mod/ シーナリーを解析したところ,浜辺に透明のポリゴンを貼り付けることでこの現象を止めることができることが判りました。 残念ながらこのmodシーナリーには動く波はなく,いきいきとした人々もいません。 そこで,動く波が美しい先のBarra空港シーナリーをフォトシーナリー上で使うための修正シーナリーを作成しました。 併せて海岸があまり美しくなかったZonephotoのフォトシーナリーに代わるZL17のArcベースのシーナリーを作成しました。 元のBarra空港シーナリーと二つの追加シーナリーを使うことで美しいBarra空港を利用できるようになります。
Barra空港の修正シーナリー
ダウンロードとインストール
ダウンロード
修正シーナリー,フォトシーナリーとオーバーレイシーナリーをひとまとめにして”EGPR4Ortho_mod.7z“という名前のパッケージにしました。 データはここからダウンロードしてください。 (ドライブの容量逼迫のためデータ公開を終了しました。必要な方は管理人に連絡してください。)元のBarra空港シーナリーについては,私の過去の記事をお読みになってダウンロードしてください。
インストール
もとのBarra空港シーナリーをインストールした上での修正作業手順です。 ダウンロードしたパッケージを展開すると”Custom scenery“というフォルダーが出来上がるので,これをX-Plane11を導入しているフォルダーにコピーしてください。 X-Plane11をスタートし,メインメニューが表示されてしばらくしてから終了します。 Custom Sceneryフォルダー内のScenery packs.iniファイルをメモ帳で開き次の順番で定義を編集します。
X-Plane11での表示
飛行機が埋まらないBarra空港の駐機場です。 ターミナルはZonephotoのフォトシーナリーでは一部が浮かんでいましたが,今回公開したフォトシーナリーでは浮いていません。
動く波も表示され,周囲の風景と地形が修正されているのでかなりリアルになります。
まとめ
元のシーナリーを活かして,フォトシーナリーで利用できるようにできたのは,modシーナリーのおかげです。 埋まらない砂浜のヒントをいただいたmodシーナリーの作者の方にお礼を申し上げます。 またPolygonデータの使い方と限界も判ったので良い経験になりました。 Enjoy Flight!
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