X-Plane11.55で追加された海上自衛隊舞鶴航空基地シーナリーはよくできているシーナリーです。しかしこれをそのままOrtho4XPで作成したフォトシーナリーで利用するとフォトシーナリーの地形は平坦でないため格納庫などが浮き上がってしまいます。Ortho4XPデータを修正するMUXPファイルとフォトシーナリーで海面上に表示される浮桟橋をオブジェクトで作成したので利用して下さい。
デフォルトの舞鶴航空基地シーナリーをOrtho4XPで利用するためのデータ
X-Plane11.55で追加された海上自衛隊舞鶴航空基地シーナリーはよくできているシーナリーです。
しかしこれをそのままOrtho4XPで作成したフォトシーナリーで利用するとフォトシーナリーの地形は平坦でないため格納庫などが浮き上がってしまいます。
Ortho4XPデータを修正するMUXPファイルとゲートウェイシーナリーを利用し加えてフォトシーナリーの海面上に表示される浮桟橋を追加しました。

デフォルトシーナリーの舞鶴航空基地シーナリーですが,なぜかフェンスが海上にあります
Ortho4XPデータのための舞鶴航空基地シーナリー
シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
ゲートウェイから基地シーナリーデータを入手し,これに海面上の浮桟橋を追加したシーナリーを作成しました。
MUXPデータとシーナリーをひとまとめにしたパッケージはここからダウンロードしてください。
インストール
ダウンロードした”XP_RJBM4Ortho.7z”パッケージを適当な場所で展開します。
できあがるのは,”+35+135 airport_RJBM 1.0.muxp“ファイルと”RJBM_4_Ortho“フォルダーという2つのデータです。
Ortho4XPデータの地形修正データ
“+35+135 airport_RJBM 1.0.muxp“はMUXPでOrtho4xpデータの地形を修正するデータです。
このデータは舞鶴航空基地とその周辺の海岸線の地形を海抜1.6mの平地に修正します。
Ortho4XP修正データの利用方法については,私の過去の記事を参考に導入してください。
舞鶴航空基地シーナリー
“RJBM_4_Ortho“は,ゲートウェイから入手した舞鶴航空基地シーナリーに浮桟橋を追加するシーナリーです。
オブジェクトは標準ライブラリーを利用しているので,追加のライブラリーは不要です。
展開してできた”RJBM_4_Ortho“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーすれば導入作業は終了です。
なおOrtho4XPデータは,Custom Sceneryフォルダー内にあるScenery packs.iniをメモ帳で開き定義順を一番下あたりにおいてください。
ゲートウェイから入手した航空基地シーナリー自体には全く触っていません。
追加データだけを公開しても良かったのですが,追加の浮桟橋にヘリポート(コード:XRJM)があるのでひとまとめにしてしまいました。
あと基地周辺にお好みで倉庫などのオブジェクトを配置するのであれば,ひとまとめになっている方が便利かなと考えてたためです。
そのためソースコードを添付していますので利用してください。
X-Plane11での表示
では修正成果をご覧ください。
まず基地全景です。
基地北部の海岸線に凹んだカ所が3カ所北東に1カ所ありますが,発生する原因が不明なので修正できていません。
一番の課題だった格納庫の浮き上がりは解消できました。
デフォルトシーナリーでは海上にあったフェンスが海岸線にそってちゃんと配置されています。
このシーナリーはフォトシーナリーでの利用を想定していたのではないかと考えてしまいました。
近づいてみたところですが,黒く見えるのは日陰です。
地形を修正したのは,基地の西端から半島をぐるっと回ったところにある造船所までの海岸線です。
地形図をみるとかなり広い範囲が平地だったので上空から見るとかなりリアルになりました。
グランドなどがある基地の南西側も平地にしてあります。
追加した浮桟橋です。
追加した理由はデフォルトシーナリーだけでは,海面上に表示される白い浮桟橋が目立つためです。
フェンスの切れ目を作るには,フェンス全体の作り替えが必要なので,時間があるときにやってみようと思います。
まとめ
とりあえず自分が利用するOrtho4XPデータでちゃんとした舞鶴航空基地を表示することができました。
完璧な修正ではありませんが,とりあえず利用していただければ幸いです。
Enjoy, Flight!
この記事で紹介しているシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.55で動作確認しています。
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