ペルーにあるナスカの地上絵は空からでなければ眺めることができない史跡です。この地上絵を楽しむには「飛行機を操縦しながら地上を眺める」という普通であれば不可能な芸当が必要です。MSFSを使えば飲み物片手にナスカの地上絵を優雅に眺めることができるのでその方法を説明します。
ナスカの地上絵をオートパイロットを使って優雅に楽しむ
ペルーにあるナスカの地上絵は空からでなければ眺めることができない史跡です。
この地上絵を楽しむには「飛行機を操縦しながら地上を眺める」という普通であれば不可能な芸当が必要です。
MSFSにはオートパイロットとAI操縦というハイテク機能が装備されています。
これを使えば飲み物を片手に持ちながら約46分の行程で優雅にナスカの地上絵を眺めることができます。
ナスカの地上絵を楽しむ手順
データのダウンロードとインストール
ダウンロード
地上絵を楽しむためのデータタイトルは”Nazca Lines“で,Flightsim.toからダウンロードします。
ダウンロードリンクをクリックすると”File1of3“,”File2of2“,”File3of3“という3つのファイルへのリンクが表示されるので,すべてダウンロードします。
なお,この地上絵シーナリーを表示するために必要なライブラリーは”Dave’s 3D People Library“です。
なお導入しなくてもエラーは表示されません。
インストール
3つのファイルを適当な場所で展開します。
展開してできた下の画像にある6つのフォルダーをMSFSのCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
このうち”droide-nazca-poi”フォルダーは,地上絵とナスカ高原の主要施設の位置を表示するためのシーナリーです。
風景に慣れて自分で地上絵を探したいとお考えになった時に無効化するか削除してください。
つぎに”VFR Maria Reiche Neuman (SPZA) to Maria Reiche Neuman (SPZA).pln“を,MSFSがフライトプランを保存しているフォルダーにコピーします。
通常そのフォルダーは,”C:\Users\[YourUserName]\AppData\Local\Packages\Microsoft.FlightSimulator_8wekyb3d8bbwe\LocalState”です。
またインストール手順については,データに入っている英文の”Nazca Lines for MSFS2020.pdf“に詳しく書かれています。
そしてこのファイルには,地上絵についての解説も入っています。
MSFSでの操作手順
フライトの作成
MSFSをスタートし,フライトの作成で飛行機をセスナ172-G1000に,出発空港と到着空港を”SPZA(マリア・レイシェ・ネウマン)”空港を指定します。
つぎに画面の一番下あたりをクリックして,スペースキーを押してフライトプランを読み込むダイアログを表示します。
さきほどコピーしたフライトプランファイルが表示されているはずですから,それをクリックして読み込みます。
フライト作成画面には,読み込まれたフライトプランが表示されているはずです。
読み込まれていることを確認したら,天候を晴れに時刻を正午ごろに設定して,フライトをスタートします。
地上絵遊覧フライト
滑走路に入ったら,AIの自動操縦をスタートします。
3つのAI設定すべてを有効化すれば,自動的にスタートします。
APを有効にしなくてもプランどおりに飛行してくれます。
スタートしたフライト APボタンをクリックしておきましょうあとは操縦・通信,共にAI任せでOKです。
次々に表示されるPOIをドローンカメラで拡大したりして楽しみましょう。
ドローンカメラは,ジョイスティックかゲームパッドなどのデバイスにセットしておけば操作が楽です。
つぎつぎと表示される地上絵は,イメージと違って大小さまざまです。
遠くからでも見つけやすい絵もありますが,見つけにくいときはアクティブポーズで停止させてゆっくり探してみましょう。
拡大しないとわからない絵もあります。
このフライトプランでは,行きと帰りに2回地上絵の上空を通過します。
行きで見つからないときは帰りに見つけることができるかもしれません。
1回の飛行は46分かかりますので,飲み物片手にゆったりと画面を眺めてください。
絵を通過すると,あとは空港への帰路です。
あとはAIとAPまかせで何もすることはありません。
ちなみにちゃんとAIで着陸できました(^^)v
まとめ
MSFSのオートパイロットとAI操縦の機能が,発売から約1年を経てバグがなくなっています。
そのおかげで,優雅に地上の風景を楽しむことができるようになりました。
世界にはナスカの地上絵のような珍しい景色がたくさんあります。
事前に眺めたい場所をプランに組み込んでおけば,今回のように優雅に見物できる事でしょう。
私はMSFSのオートパイロットとAI操縦の機能が,フライトシミュレーターを景色を見る道具として活用できる素晴らしい機能だと考えます。
Enjoy Flight!



















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