FS2004には画面を記録するためのビデオ機能があります。
これだけでは,視点を自由に設定することができません。
簡易な改良ビューアーとしてはF1Viewがありますが,複数の視点を次々に切り替える機能はありません。
これを実現するのが,高機能改良ビューアーであるActive Camera 2.1です。
高機能改良ビューアーである Active Camera 2.1
FS2004のことを海外ではFS9と略称で呼んでいます。
Active Camera2.1は,FS2004の修正プログラムを適用したFS9.1向けに調整されたバージョンです。
そのため,FS9.0では動きません。
Windows10上のFS2004(FS9.1)は,”NoCD(FS9.1用)”の”fs9.exe”で起動します。
Active Camera2.1は,”NoCD(FS9.1用)”の”fs9.exe”でも正常に起動します。
しかも,私はF1Viewと同時にインストールしていますが,いまのところ問題は起きていません。
Active CameraのサイトでVer2.1は,メモリー競合の問題を解決したバージョンであることが告知されています。
私は,Ver2.0でF1Viewとの競合や,FS9.1への不適合が報告されていた記事を目にしましたが,これを解決したのがVer2.1なのでしょう。
Active Camera2.1の大変便利な機能
プリセットした視点の素早い切替え
Active Camera 2.1は,視点(Preset View)を10カ所設定でき,Ctrl+Num(0~9)キーを押すことで切り替えることができます。
そして,この視点の位置を保存することができます。
これが,この拡張ビューアーの大きな特徴のひとつです。
ダイナミックに設定できるスポッター視点
この機能を使うには,3ボタンホイールマウスが必要となります。
Virtual Cockpitモードで空港に接近しているとき,ウインドウ内の任意の位置をマウスで指定すると,その位置から眺めることができるようスポッター視点が設定されます。
この機能は,着陸する飛行機を滑走路脇から撮影する時に便利な機能です。
Active Camera2.1のダウンロード
ダウンロード先はここです。
http://www.anticyclone.be/Active_Camera/Home.html
作成元のホームページから最新版をダウンロードできます。
トップページが表示されたら,上部メニューの”Download Demo and purchace(デモ・バージョンのダウンロードと支払い)”をクリックします。
画面が変わって,中央にデモバージョンのダウンロードリンクが出てきますので,ここをクリックするとダウンロードが始まります。
ダウンロードされたファイルは,”active-camera.zip“というファイル名です。
デモバージョンには,時間制限や機能制限はありませんが,シアトル空港周辺でしか動作しません。
デモバージョンのまま空域を離れようとすると警告ダイアログが表示されます。
このサイトでは購入を決めたときに,PayPalやクレジットカードで簡単に支払いができるようになっています。
“Buy Now”のボタンをクリックすると,オランダ語の支払い画面になるので,画面の一番下の”English”をクリックして表示を英語に変えるとわかりやすいと思います。
Active Camera2.1のインストール方法
FS2004をインストールしているフォルダーに”active-camera.zip”を解凍してできた”AC2004 2_1_FS9_1″をコピーします。
このフォルダーの中にある,”AC2004 2_1 for FS9_1.exe”を管理者権限でダブルクリックするとインストールが始まります。
私は,念のために互換性の設定をWindowsXP(SP3)に設定し,管理者権限で起動しました。
なお,インストーラーは,インストール中は強制的に全画面表示にしてしまいます。
インストールの経過
インストールのスタート
”FS2004(FS9.1)にバージョンアップしていますか”と注意する画面です。
一番下の”Next”をクリックします。
再度注意をする画面
”FS2004でしか動きませんよ”という注意です。
利用許諾画面
”I agree with the above terms and conditions”のチェックボタンをクリックしたあと,一番下の”Next>”をクリックします。
FS2004があるフォルダーパスの指定
FS2004(fs9.exe)があるフォルダーのパス(場所)を指定する画面です。
自動的に表示されますが,表示されないときは白枠の右側にある”・・”をクリックして表示されるフォルダー選択画面で指定します。
パスが正常に表示されていたら,画面一番下の”Next>”をクリックします。
最後の確認を促す画面
画面一番下の”Start”をクリックします。
インストーラの終了
正常にインストールできたら,この画面が表示されます。
”Exit”をクリックすれば,インストーラが終了し,画面は元に戻ります。
Active Cameraフォルダーの確認
インストールされたフォルダーができているか,FS2004のフォルダー内を見てみましょう。
”ActiveCamera”フォルダーがあれば,インストールは正常に完了しています。
Active Camera2.1のメニュー
FS2004を起動しましょう。
FS2004のメニューでオプションの一番下にActive Camera2004のメニューが追加されています。
”Setup..”を開くと,細かい設定ができるようになっています。
この使い方が少し難しいと思いました。
この使い方がわかるようになって自由に使えるようになったら,シェアウェア料金を支払おうと思います。
Active Camera2.1のマニュアル
さきほど確認したFS2004のフォルダー内にある”ActiveCamera”フォルダーの中に,pdfファイルの英文マニュアルが入っています。
使い方の要約を知るには,マニュアルの最後のあたりにショートカットキー一覧があります。
pbook.jpが,Chromeを使って一部を翻訳しました。10 ショートカットメモ:
F12キーを押すと,マウスホイールを押さずにマウスでパンを回すことができます。Active Camera 2004の主な機能にはショートカットでアクセスできます。
これらのショートカットはすべて,組み込みのインターフェイスを通して編集/追加することができます。
デフォルトのショートカットのリストは次のとおりです:
このリストでは,F1Viewと設定の競合はありませんでした。
私は,F1ViewとActiveCamera2.1を同時にインストールしました。
Virtual Cockpit内の視点移動は,F1Viewと同じですが,マウスホイールの動作に不具合はありませんでした。
使っているうち万一競合を発見し不具合が生じた時には,設定を変更できるので安心です。
追記:私は,Active Camera2.1のマニュアルの翻訳に挑戦しています。
そして,Active Camera2.1が自由に使えるようになったら,使い方の記事を書いてみたいと考えています。
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