フォトシーナリーを導入して地形と地表の表現を整えたらつぎに地上オブジェクトを追加しましょう。まずハワイの玄関口であるホノルル国際空港シーナリーとハワイの橋や建物群を充実させるオーバーレイデータが公開されています。またハワイの山には天文台が数多く設置されているので,このオブジェクトを追加するでデータもあるので併せてご紹介します。
ハワイのフォトシーナリーを一層充実させるオブジェクトシーナリーを導入する
先の記事でハワイのフォトシーナリーを導入する方法を説明しました。
けれども先に導入したフォトシーナリーとw2xpデータだけでは,ホノルル空港周辺の珊瑚礁やホノルル市街地や真珠湾にあるフォード島の橋などは表示されません。
そこで詳細なフォトシーナリーを下敷きに作成されているホノルル空港シーナリーが公開されているのでこれを導入します。
さらに,これだけではカバーしきれない建物や橋,天文台やハワイ周辺の海洋動物を追加するデータが公開されており,これらを導入することでハワイの中小の飛行場を除く基本的なシーナリー環境を整えることができます。
ハワイのオブジェクトシーナリー
ダウンロードとインストール
ダウンロード
ホノルル空港,ハワイオーバーレイ,ハワイ天文台の3つのシーナリーをX-Plane.orgからダウンロードします。
これらのシーナリーのほかに,これから導入するカスタム空港シーナリーを表示するためのライブラリーとプラグインは次のとおりです。
この際ですから,先に導入してしまいましょう。
導入先は,私のライブラリーリストページをご覧下さい。
OpensceneryX
Ruscenery
FF Library
The Handy Objects Library
3D people library
RE_Library
RA_Library
Flags of the USA States
Real Flag II
Sea Life library
CDB library
Pm Library
R2 library
World models library
zzz_new_zealand_overlay
Autogate
ホノルル空港シーナリー
タイトルは”Honolulu Intl. – PHNL 1.4“です。
ダウンロードリンクをクリックすると2つのリンクが表示されるので,2つともダウンロードしましょう。
地上オブジェクトを追加するシーナリー
ハワイオーバーレイシーナリー
タイトルは”Hawaii Overlay Scenery – XP11 only 1.0.0“です。
このシーナリーは,w2xpデータで不足している建物や橋を追加するシーナリーです。
ハワイ天文台シーナリー
タイトルは”Hawaiian Telescopes & Observatories 1.0.0“です。
タイトルは天文台と望遠鏡になっていますが,wedで調べたところ,ハワイの建物や樹木,イルカなどの海洋生物を追加するシーナリーです。
インストール
ホノルル空港シーナリー
ダウンロードした2つのデータ”Honolulu Intl – PHNL 1.4 XP11.zip”と”Honolulu Intl – PHNL 1.4 XP11.z01″を適当な場所で展開します。
2つのファイルは”Honolulu Intl – PHNL 1.4 XP11”というフォルダーに統合されます。
出来上がった”Honolulu Intl – PHNL 1.4 XP11“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
地上オブジェクトを追加するシーナリー
ハワイオーバーレイシーナリー
できあがった”hawaii_overlay“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
ハワイ天文台シーナリー
展開して出来上がったフォルダー内にある”To be copied in Xplane Custom Scenery folder“を開き”Telescopes – Hawaii“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
なお,このシーナリーにはフォトシーナリーを作る時に使うOSMパッチデータが入っています。
このパッチデータを使えば天文台近くの地形を修正し電波望遠鏡が浮き上がったりヘリポートオブジェクトが埋もれてしまうことがなくなります。
けれどもこのデータを使わなくても上空から見る天文台オブジェクトにはかなり接近しない限り違和感はないので,パッチデータを使わなくても大丈夫です。
ちなみにこのデータを使ってUSA2ベースでフォトシーナリーを作成したものは新しいデータを元にしたからなのか少し地表面に雲がかかってしまいます。
X-Plane11での表示
ホノルル空港は,ターミナルや空港施設が充実するほか周辺の珊瑚礁が美しく表示されます。
真珠湾には,海軍の艦艇やフォード島にかかる橋が表示されます。
ホノルル市街地の建物もかなり増えています。
ハワイ島にあるマウナ・ケア天文台も表示できました。
まとめ
ハワイの地形と地表そしてオブジェクトを導入できました。
ここまででも,デフォルトシーナリーで中小飛行場を訪ねることができますが,ハワイの飛行場はカスタムシーナリーが充実しています。
次の記事ではハワイにあるたくさんの飛行場を導入することにしましょう。
X-Plane11で使える飛行場データを調べて使えるものをリスト化したので,次回はそれを報告いたします。
Enjoy Flight!
この記事で紹介しているシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.53で動作確認しています。
コメント
私がダウンロードした2つのファイルを7zで展開するときにはエラーは発生しません。
再度ダウンロードしてみてください。
また記事を更新していますが,2つのファイルをダウンロードして統合する必要があります。
お手数ですが,お試し下さい。
こんにちは。ハワイの充実は楽しいですね。
ところでPHNLのシーナリーを解凍しようとするとzipを通常に展開しても7-zipを使っても何やらエラーが出るようなのですが何か解決策などご存じでしょうか?