南米西部にある国エクアドルは,ガラパゴス諸島で知られています。けれども首都のキトはアンデス山脈の中腹にあり標高2850メートルとかなりの高地にあります。キトの周囲には美しい山々があり,山中にあるクイコチャ湖は観光の目玉にもなっています。この美しい山々とクイコチャ湖そしてキトの市街地をVFRで楽しむ方法を説明します。
アンデス山中にある湖と空港を美しく表示するシーナリー
南米西部にある国エクアドルは,ガラパゴス諸島で知られています。
最大の都市グアヤキルは海岸にありますが,首都のキトはアンデス山脈の中腹にあり標高2850メートルとかなりの高地にあります。
そしてキトの周囲には美しい山々があり,その中に国際空港があります。
またキトの近くの山中にあるクイコチャ湖は,湖の真ん中にある島がモルモットを思わせることからその名前の由来になっていて,観光の目玉にもなっています。
この美しい山々とクイコチャ湖そしてキトの市街地をX-Plane11を使ってVFRで楽しむ方法を説明します。
エクアドルの首都キト周辺のシーナリーをそろえる
ダウンロード
空港シーナリー
キト周辺には2つの空港があり,カスタムシーナリーがX-Plane.orgで公開されています。
なおシーナリーを表示するためにはOpenSeceneryXライブラリーが必要です。
キトマリスカルスクレ空港(SEQM)
データのタイトルは”new Quito Mariscal Sucre Airport 1.2“です。
テニエンテコロネルルイスA.マンティラ空港(SETU)
データのタイトルは”Aeropuerto Teniente Coronel Luis A. Mantilla, Tulcán (SETU) – Ecuador 1.0.0“です。
フォトシーナリーの作成
最初,HDメッシュで表示したところクイコチャ湖の風景があまりに写真とかけ離れていたので,フォトシーナリーを作成することにしました。
美しい山々と湖を再現するため,フォトシーナリー作成時に注意しなくてはならないことがあります。
エクアドルは,ヨーロッパ,米国や日本のようにOrtho4XPデータの元になる衛星画像データが十分揃っているとはいえず,ZLを上げると画像が表示されなかったり色相が乱れることが多くなります。
また,水のマスク範囲を広げると大きな湖の沿岸が海岸のようにぼやけてしまうことになるので,かなり制限する必要があります。
そこでフォトシーナリーを作成するとき,ZLを2段階に分けて作成します。
首都キトとクイコチャ湖を含む範囲は,”+00-78,+00-79,-01-078,-01-079″の4つの区域です。
まず4つの区域をZLを15に設定して一括作成しますが,4区域で1時間程度かかります。
私は,その後でキト周辺とクイコチャ湖周辺だけをZL17で作成しました。
まずBachでZL15の4つの区域を先に作成し,2回目でキト周辺の山々と空港,市街地そしてクイコチャ湖周辺をZL17で個別に作成するという作業です。
なおキトマリスカルスクレ空港は”+00-078″の区域内にあります。
またテニエンテコロネルルイスA.マンティラ空港は”-01-079″の区域にありますが,空港周囲のZL=17のデータはありません。
そしてクイコチャ湖周辺は”+00-079″の区域内にありますがZL17では周辺のタイルの色が少し変です。
Ortho4XPの使い方は,日本のフォトシーナリーを作成する方法を少し変えただけのものです。
設定したConfig画面で変更したところは,つぎのとおりです。
“Masks”の”masks_width=2″と”masking_mode=rocks”,”DSF/Imagery”の”high_zl_airport=False”にしてあります。
“DSF/Imagery”の”high_zl_airport=ICAO”にして”cover_zl=17″でも良いのですが,”Teniente Coronel Luis(SETU)ではZL=17のデータがありません。
クイコチャ湖を美しく表示するためのシーナリー
クイコチャ湖はその名前が,湖の真ん中にある島の形がモルモットに似ているために名付けられました。
観光案内のトレッキングツアーのページを見ると,湖周囲の土地は草地で,島は低木で覆われています。
X-Plane11がデフォルトで表示する木は,針葉樹なのでイメージとはズレがあります。
そこで,邪魔な針葉樹を隠し最小限の低木森を作り,観察のため湖の直近にヘリポート(XSEQM01:Cuicocha_heliport)を設置するシーナリーを作成しました。
シーナリーのタイトルは”Cuicocha_heliport”で,ここからダウンロードしてください。
シーナリーのインストール
2つの空港とヘリポートシーナリーを適当な場所で展開します。
出来上がった”SEQM_Quito_Airport1.2″,”A SETU – Tcrnel Luis A Mantilla – Tulcan 2020″と”Cuicocha_heliport”,3つのフォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
作成したフォトシーナリーは,X-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーした後,X-Plane11をスタートしてメインメニューが表示されたら終了します。
その後にCustom Sceneryフォルダー内のScenery packs.iniファイル編集して定義の一番下あたりになるようにします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
では美しいエクアドルの自然と町並みをVFRで楽しむことにしましょう。
キトの街は標高2850m(9350ft)ですが,クイコチャ湖の上空では12000ftは必要です。
セスナ機ではつらいので,KingAirクラスで飛行しましょう。
SEQMから離陸し,クイコチャ湖を経由してSETUに飛行するコースが短くて良いと思います。
キト空港
深い谷に挟まれた場所にある大きな空港です。
ターミナルは大きなビルで流石に首都の空港だと感じさせるものです。
キトの市街地は,谷の向こう側の山麓に広がっています。
クイコチャ湖
観察用に設置したヘリポートからの風景です。
私は,写真で見た風景をかなり再現できたと考えています。
上空からの風景は格別です。
テニエンテコロネルルイスA.マンティラ空港
空港全景と市街地です。
地方空港なのですが,いろいろ凝ったオブジェクトが配置されています。
ターミナルと駐機場は,かなり凝った作りです。
周辺にもオブジェクトがたくさんあります。
太陽を模した何かのモニュメントがありました。
まとめ
最初は単純にクイコチャ湖を眺めたいなという思いから始めたのですが,フォトシーナリーの作成やZLの思わぬ制限にあって,時間がかかってしまいました。
けれども,そのトラブルの経験が他の場所で引っかかっていた課題解決につながったので苦労した甲斐があった場所になりました。
きれいな景色を眺めようと思ったら,いろいろ苦労がありますが,上手くできて飛べたときの達成感は格別でした。
ちなみにMSFSでクイコチャ湖を訪ねてみたところ,山の表示はいまいちでしたが,湖だけならZL17レベルの画像でした。
Enjoy Flight!
この記事で紹介しているシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.53で動作確認しています。


















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