珊瑚礁の海にあるビーチを楽しむには,あらかじめ海のフォトシーナリーを準備することが必要です。けれどもそれには長い準備時間が必要になるのでなかなか思い切りができないという方もいらっしゃると思います。そんな時にすぐに楽しめるカリブ海にある「天国の島」とも呼ばれる小さな島のシーナリーがあるのでお試し下さい。
手軽に楽しめるカリブ海にある絶景ビーチの島
珊瑚礁の海にあるビーチを表示して楽しむには,あらかじめ浅い海面を表示するフォトシーナリーを作らなければなりません。
けれども作成には長い時間が必要になるのでなかなか思い切った時間がとれないという方もいらっしゃると思います。
そんな時,フォトシーナリーを備えたカリブ海にある小さな島のシーナリーがあります。
この島はイギリス領ヴァージン諸島のヴァージンゴルダという島の空港です。
空港といっても,ちゃんとしたターミナルはなく滑走路も舗装されていません。
しかしこの島は,大型の豪華客船が多く寄港する美しいリゾート地で「天国の島」とか「カリブ海の絶景ビーチの島」などと呼ばれています。
Webにある観光案内のページには,島の絶景ポイントが数多く紹介されています。
島の空港シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
データのタイトルは”TUPW – Virgin Gorda 1.0.0“で,X-Plane.orgからダウンロードできます。
ダウンロードリンクをクリックすると”view“と”TUPW.rar“という2つのリンクが表示されます。
“view“はフォトシーナリーデータで”TUPWortho.rar“というファイルがダウンロードできます。
もう一つの”TUPW.rar“は,空港シーナリーです。
このシーナリーを表示するためには次のライブラリーをあらかじめ導入しておく必要があります。
RA library
CDB library
Misterx library
FlyAgi Vegetation & Tree Library
Handy Objects Library
RD LIbrary
まだ導入を済ませておられない方は下のリンク集からダウンロードして導入してください。
インストール
空港シーナリーのインストール
“TUPW.rar”を適当な場所で展開し,出来上がった”TUPW“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
フォトシーナリーのインストール
“TUPWortho.rar”はZL18と19で作成されており,展開すると約3GBの大きさになりますので展開する場所には注意が必要です。
展開してできた”TUPWortho“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
Scenery packs.iniファイルの編集
X-Plane11をスタートし,メインメニューが表示されたらしばらくして停止させます。
その後,X-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にあるScenery packs.iniファイルをメモ帳で開きます。
上あたりにあるフォトシーナリーである”TUPWortho“の定義を,一番下あたりのフォトシーナリーを定義する位置に移動させます。
これで,導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
フライトは,島の有名景勝地であるバス海岸を眺めるため,21番滑走路からスタートしましょう。
まず空港の全景とターミナルの建物を見ていただきましょう。
空港は浜辺にあって,砂浜と直接つながっている場所に立地しています。
反対の滑走路端には転回用なのかアスファルト舗装の場所があります。
下の画像はターミナルの建物です。
Googlemapで見てもターミナルは簡素でしたが,実際の建物に似ています。
さて,景勝地に飛んでみましょう。
離陸して高度を1000ft位に保ち,島の南西端を目指して飛行します。
島全体を上空から眺めると,珊瑚礁の海がきれいです。
バス海岸の場所を,Googleマップで確認しておきます。
下の画像で”ザ・バスズ“と緑色の文字があるのが目的の海岸です。
右上に空港の滑走路が見えるので,相対的な位置は確認しやすいと思います。
海岸に茶色の岩場が見えたらそこがバス海岸です。
フォトシーナリーなので,あまり低空だと平面的に見えてしまうので高度を維持して飛行しましょう。
バス海岸を過ぎると高級ホテルのあるリトルディックス湾が見えてきます。
エメレルドグリーンに見える湾で,この場所には五つ星ホテルがあります。
しばらく飛行して山の手前を右旋回すると空港への侵入コースに入ります。
高度を維持していないと手前の山にぶつかるので注意しましょう。
水上機であれば,空港そばの海岸に着水するのも楽しみの一つです。
海岸には,数隻のボートが置いてあります。
まとめ
フォトシーナリーを作る手間を省いてくれるユーザーに優しいシーナリーです。
フォトシーナリーのソースは”Arc”になっているので配布できるのかもしれません。
なおGoogleやBingのソースでは,雲の多さとタイル色の混乱でちゃんとしたフォトシーナリーが作れないようです。
また,w2xpを導入していても町並みの建物が少ないので,自分で作る事ができるか調べる必要があります。
場所によっては,まだまだ手を入れる必要がある場所があるということを改めて感じたシーナリーです。
Enjoy Flight!
この記事で紹介しているシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.52で動作確認しています。
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