デフォルトのA5水陸両用機をグレードアップする方法

Flightsimulator

MSFSに付属しているIcon A5は空飛ぶスポーツカーと言われ,アメリカで航空機の普及を図るため簡単に免許が取れるLight-Sports Aircraftという分類の航空機です。そのためエンジンは100馬力で最高速度や航続距離も制限されています。自動操縦装置もなく気軽に操縦を楽しむための飛行機でした。けれども実機の2021年版では,自動操縦機能の付いたGarminG3Xが採用されました。MSFSではG3Xの追加に加えてエンジンを強化するアドオンデータが公開されています。自動操縦装置と強力なエンジンを備えたRemodeled-A5を楽しみましょう。


デフォルトのA5のエンジンを強化し先進のアビオニクスを搭載する方法

MSFSに付属しているIcon A5は空飛ぶスポーツカーと言われ,アメリカで航空機の普及を図るため簡単に免許が取れるLight-Sports Aircraftという分類の航空機です。

そのためエンジンはRotax 912:100馬力で最高速度は95KCAS,航続距離は427nmという少ないものです。

ICON A5 Specs | Learn more about the ICON A5 Light Sport Aircraft
Information and specs on the ICON A5 amphibious light-sport aircraft. The ICON A5 is one of the most advanced and safest...

気軽に操縦を楽しむための飛行機という位置づけで,2020年までは自動操縦装置も装備されていませんでした。

けれども実機の2021年モデル(2021 ICON A5 Limited Edition)では,アビオニクスにGarminG3XTouchが採用され,オートパイロット機能が追加されました。

G3Touchの紹介動画があります。

幸いにもMSFSデフォルトのA5を2021年モデルのGarminG3Xパネルに変え,エンジンをパワーアップするためのアドオンデータが公開されています。

自動操縦装置と強力なエンジンを備えたRemodeled-A5を楽しみましょう。

デフォルトのA5を改良するデータ

改造されたA5の特徴は,機体記事に掲載されています。

– 馬力を100から150以上に増加
– 85から95に巡航速度を向上
– 95から120にトップスピードを向上
– 離水が6秒未満の時間に
– 陸上は10秒未満の時間に
– 最大120ノットの安定した飛行
– 負のエンジン値に起因するスラストバグを修正
– アビオニクス-ストックのGarminAeraをG3XTouchに置き換え
– G3XTouchにより自動操縦機能を追加
– G3XTouchの更新で見出しと高度選択ボタンを表示

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データのダウンロードとインストール

ダウンロードとインストール

ダウンロード

記事の内容が古くなっています。

インストールはダウンロードしたデータを展開し,出来上がったフォルダーをCommunityフォルダー内にコピーすれば導入作業は終了です。また,外部視野の表示も変更されたようです。

機体のデータタイトルは,”Icon A5 – 2021 Performance Edition With Upgraded G3X Avionics & Autopilot“といい,Flightsim.toからダウンロードします。

Flightsim.toから引用

Just a moment...
データの名前は,改良されるごとに少し変更されることがあります

そしてG3Xのデータは,”gx-v0.1.0-dev5“といい,GitHubからダウンロードします。

GitHubから引用

 

インストール

ダウンロードしたzipファイルを展開し,出来上がった2つのフォルダーを開きます。

icona5-performanceedition“フォルダーの中にある,”icona5-performanceedition“と”workingtitle-gx-fixes“フォルダーをMSFSのCommunityフォルダー内にコピーします。

つぎに”workingtitle-gx-v0.1.0-dev5“フォルダーの中にある”workingtitle-gx“フォルダーをMSFSのCommunityフォルダー内にコピーします。

これで導入作業は終了です。

G3Xパネルの操作

操縦席の表示は,デフォルトのパネルと大きな違いはありません。

デフォルトのA5の操縦席です 右側にある地図の画面に注目して下さい

改良データ導入後の操縦席です すぐに気がつくのは地図表示が変わっていることです

自動操縦パネル

今回加わった自動操縦機能について説明します。

HSI上部の四角い部分をマウスでクリックすると,右側のマップ部が自動操縦機能パネルになります。

再度同じ場所をクリックすれば通常の表示に戻ります。

自動操縦機能パネルを表示する部分

表示された自動操縦機能パネル

自動操縦パネルの各部の機能は,おなじみのものばかりなので,説明は省略いたします。

離陸する前にFDとYDをクリックしてON(緑色)にしておけば,かなり操縦しやすくなります。

FDを押してHSIにガイドを表示したところです

離陸して安定すると,自動操縦を開始します。

HDGとALTをONにすると現在の針路と高度を維持してくれます。

自動操縦で安定飛行しているところです

もちろん”Flight Share”のオートパイロットも機能するので,マップを見ながらナビゲーションも可能です。

外部視野の表示も変わります。

デフォルトの外部視野表示です 現在は表示されません

改良データ導入後の外部視野表示では,各計器の表示が変更されています。

改良データ導入後の外部視野表示です 現在は表示されません

まとめ

お気に入りのIconA5が,格段に使いやすい機体に生まれ変わりました。

今後は,私のデフォルト機になってしまいそうです。

このようなModデータが公開されたことで,自動操縦装置のない機体にも機能を追加できることが判りました。

MSFSでもユーザーによる使い勝手を良くするアドオンが,多数公開されていくのが楽しみになりました。

コメント

  1. pbook より:

    “Icon A5 – 2021 Performance Edition With Upgraded G3″は,最新バージョンの2.9.0では仕様が変更され,私の記事の内容とはインストール方法が異なっております。
    インストールは,ダウンロードしたフォルダーを展開して出来た2つのフォルダーをCommunityフォルダー内にコピーするだけになっています。
    また過去のフォルダーはすべて削除しないとEFISが表示されません。
    おそらく仕様変更で,外部視野での表示も変更されたのではないかと思います。
    これまで表示されていた詳細な情報は,右Altキーを押しながら計器をクリックするとポップアップウインドウで表示できるので不自由は無いと思います。

    仕事が忙しく,また興味がヘリコプターに移っているので,記事の修正が出来ていません。
    申し訳ありません。

  2. oga528 より:

    IconA5のグレードアップ後の外部視野(各計器)の表示について

    2021.02.22付の「デフォルトのA5水陸両用機をグレードアップする方法」記事を参考にさせていただき、手順どおりに導入作業を実施してみました。その結果、速度がアップし自動操縦も可能となりました。ただし、外部視野画面での各計器の表示がデフォルトと全く変わらす、記事に記載されているような表示にならないのですが、お忙しいところ恐縮ですが、ご教示をよろしくお願いいたします。

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