MSFSに付属しているブッシュプレーンには自動操縦機能がありません。これらの機体で少し長い距離を飛行するときには,常にトリムやスロットルをこまめに操作することが必要になり,谷間の景色をゆっくりと眺めることが難しいことがあります。そういった機体のうち自動操縦を追加できる機体がありました。それを教えてくれた機体と共に使い方を説明します。
自動操縦のできないブッシュフライト用カブに自動操縦機能を追加する裏技
MSFSに付属しているブッシュプレーンは,自動操縦機能を持っていません。
これらの機体で少し長い距離を低空で飛行するときには,常にトリムやスロットルをこまめに操作することが必要になり,谷間の景色をゆっくりと眺めることが難しいことがあります。
ところがブッシュプレーンのなかには自動操縦機能を追加できるものがあります。
そして自動操縦機能を追加する方法も公開されています。
自動操縦が可能になるブッシュフィライト用カブ
“Zlin cub“は,STOL性能の高い軽飛行機です。
この機体にブッシュプレーン用低圧タイヤを装着し,エンジンを強化したブッシュフライト用の”Savage cub“という機体があります。
この機体データはデフォルト機体にもあり,ひと回り大きな低圧タイヤを装備したフリーウェアのカスタム機も公開されています。
カスタム機体のダウンロードとインストール
ダウンロード
データタイトルは”Savage Grravel – Monster Truck in the Skies“で,Fligtsim.toからダウンロードします。
インストール
ダウンロードしたデータを適当な場所で展開します。
できあがった”gotgravel-savage-grravel“というフォルダーを,MSFSのCommunityフォルダー内にコピーすれば導入作業は終了です。
この機体には”US Forest Service for GotGravel Savage Carbon Mod ver 1.2.0″をはじめ数種類の再塗装データが公開されているので,導入して楽しむことができます。
自動操縦機能の設定と使い方
このままでは,この機体の自動操縦は機能しません。
また,操縦席にも自動操縦のスイッチは装備されていません。
けれどもこの機体の紹介記事に,自動操縦機能を付加する裏技が公開されています。
自動操縦機能を有効にする方法
この機体の,”gotgravel-savage-grravel/SimObjects/Airplanes/Asobo_Savage_Grravel“フォルダーの中にある”engines.cfg“をメモ帳またはエディターで編集します。
“engines.cfg”の最後の行に移動し,”DisableAutopilotControls = 1“を”0“に変更します。
MSFSを実行中の場合は,再起動します。
これで自動操縦機能が有効化され,自動操縦のオン/オフ,高度保持,および機首方位保持ができるようになります。
MSFSの機体の設定ファイルには,自動操縦機能の有効/無効を切り替える部分を備えている機体があります。
デフォルトの”Savage cub”にもフォルダー名はちがいますが,この行を持っている”engines.cfg“は存在し,同じ行を編集することにより自動操縦機能を有効化できます。
自動操縦の使い方
この機体の操縦席には,自動操縦機能を操作するスイッチはありません。
裏技で自動操縦を有効化したのですから,当たり前の話です。
そこで使うのは,キーボード割り当てです。
キーボード設定で,”AUTO PILOT(自動操縦)”を検索してみましょう。
機体作成者の説明では機能するのは自動操縦のオン/オフ,高度保持,および機首方位保持らしいので,下の画像にあるその3つのキーを覚えましょう。
高度保持は,”ctrl+h”
機首方位保持は,”ctrl+j”
実際に機能を確認してみました。
“Machmell Fisheries Bushstrip(CYB2)”から西に一番近い滑走路まで方位と高度を維持して飛行してみました。
低空飛行なので自動操縦機能がないときには,機体は不安定な飛行をします。
自動操縦機能を有効化し,高度と方位設定をすれば,狭い谷の間を飛行するときでも周りの景色を楽しむことができます。
また,”Flightshare”を使えば,マップ上で自動操縦をすることが可能です。
まとめ
裏技ながら,景色を楽しむために自動操縦が使えるブッシュプレーンが見つかったことは,私のような”Sloppy pilot(ずぼらなパイロット)”にとっては,うれしいことです。
Enjoy Flight!
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