X-Plane11にはデフォルトでもブッシュプレーンが付属しています。けれども馬力や性能で今ひとつという気がします。実際のブッシュプレーンとして有名なのがZenith CH750で,その特別仕様バージョンである”STOL Super Duty”という機体があります。この機体のデータが公開されましたのでご紹介します。
決定版とも言えるブッシュプレーン”Zenith STOL Super Duty”
X-Plane11にはデフォルトでもCubのようなブッシュプレーンが付属しています。
けれども上昇時の馬力が少し弱く,自動操縦装置も付属しておらず航続距離も短いので,私としては今ひとつという気がします。
実際のブッシュプレーンとして有名なのがCH750で,クルーザータイプは先の私の記事でご紹介しました。
そのときに低圧タイヤを装備した特別仕様バージョンがあればいいと感想を書きました。
その機体が今回ご紹介する”Zenith STOL Super Duty“です。
Zenith STOL Super Duty
ダウンロードとインストール
ダウンロード
データタイトルは”Zenith CH750 Super Duty 2.0.0“で,X-Plane.orgからダウンロードします。
インストール
ダウンロードしたファイルを適当な場所で展開します。
出来上がった”Zenair CH750 Super Duty v2“フォルダーの中にある”Zenair CH750 Super Duty“を,”X-Plane11>Aircraft>Laminar Research“フォルダー内にコピーします。
X-Plane11での表示
機体の種類は低圧タイヤを備えた陸上型とフロート装備した水上機の2種類,塗装のバリエーションは黒と青の2種類です。
データの中にペイントキットも入っているので,スキルのある方は好みの塗装を作る事ができます。
この機体は,セミグラスコックピットを備えた通常型のデータを改良されており,元機体の英文マニュアルが”documentation“フォルダーに入っています。
“documentation”フォルダーには,”STOL Super Duty”のデータを含めた諸元記載がある”750sd-flyer-2page.pdf“という実機販売のパンフレットが入っています。
これを見ると,”STOL”はSTOL性能の高さが目立ちます。
さらに”STOL Super Duty“は,エンジン性能と航続距離が”STOL”に比べて優れていることがわかります。
印刷して手元に置いておけば,オーナーのような気になります。
付属している機体
陸上型
さてブッシュプレーンですから,カナダの元漁業基地であるMachmell Fisheries Camp Bush Airstrip(MACH)から飛行してみました。
STOL性能が高いので,少しの距離で離陸し上昇速度もあります。
西に向け近くの飛行場を目指して飛行します。
この機体にはAutopilotが装備されていますから,少し長い飛行でも楽ちんです。
スイッチはパネルの左端にあり,ONにすると進路を方位計の指針方向に向け,現在の高度を保持してくれます。
失速速度が45Ktですので,風がなければ着陸も楽々です。
水上機
X-Plane11の水上機は,停止場所で回転するというバグがあり,それを解消するデータもあります。
この”STOL”水上機には,このデータが組み込んであるのでフライト開始時に水面で回転することはありません。
離着水も,楽々でストレスがありません。
まとめ
“STOL Super Duty”は,本当に使いやすいブッシュプレーンです。
これまで標準型のCH750をお気に入りに入れていましたが,”STOL Super Duty”も加えることにしました。
あちこちの短い滑走路を訪ねるときに役に立つ機体だと思います。
Enjoy Flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.50r3で動作確認をしています。
コメント
本当にAutoPilotは便利ですね。
これを見つけたときから,私のデフォルトのブッシュフライト専用機になっています。
以前のG1000タイプが気に入っていたのですが、本機のようにアンカー時クルクル回らないのがいいですね。一応オートパイロットも(簡易型だが)備わっているので、遊覧飛行にはストレスがありません。
良い機種をご紹介いただきありがとうございます。