シムレートを簡単に変更しレートを表示する方法
MSFSには,シミュレータの進行速度すなわちシムレートをコントローするキー割り当てがあります。
キー割り当ては”r”ですが,増減は”Crtrl”と”+と-“を併用するというもので,大変使いにくいものです。
またデフォルトでは,現在のシムレートがいくらになっているかを知る事ができません。
そんな不便な状況を,キー割り当ての変更と外部プログラムの助けを借りて改善しましょう。
シムレートを変更するキー割り当ての追加
先の記事で,キーボードの割り当てについて説明しました。
この中に”SIM RATE“という項目があります。
これだけでは,シムレートを変更することはできません。
変更するには,“r”を押し”左Crtrl+[+]”で増加,”r”を押し”左Crtrl+[-]”で減少という操作が必要です。
操縦しながらこのような複雑な操作は難しいですね。
そこで,キー割り当てを追加します。
キーボードコントロールで,”SEARCH“の欄に”SIM Rate“と入力します。
そうするとスクリーンに”DECRESE SIM RATE“と”INCREASE SIM RATE“という項目が表示されます。
“DECRESE SIM RATE“の右側の欄に”F12“,”INCREASE SIM RATE“の右側の欄に”F11“を割り当てます。
F11とF12はメニューの機種変更と塗装変更に割り当てられていますが,メニュー操作はマウスで行うので変更してもほとんど影響はありません。
割り当てたら,設定を保存しておきます。
MSFSシムレートの盗賊
物騒な見出しですが,これはシムレートを表示し音声でレートを告げてくれる外部プログラムである”MSFS SimRate Bandit“の日本語訳です。
ダウンロードとインストール
ダウンロード
このアプリは,Flightsim.toからダウンロードできます。
インストール
ダウンロードしたzipファイルを適当な場所で展開します。
展開してできた”msfs-simratebandit“フォルダー内にある”FsSimRateBandit.exe“のショートカットをデスクトップに作成しておきます。
MSFSをスタートする前に,このショートカットをクリックしてプログラムをスタートさせておきましょう。
なお,私が先にご紹介したMSFSと外部プログラムを同時に起動するバッチファイルに組み込んでおけば,スタートを忘れることはないでしょう。
使い方
手動によるシムレートの変更
“msfs-simratebandit”がスタートするとスクリーン上に下のようなウインドウが表示されます。
赤い●は,”msfs-simratebandit”とMSFSがつながっていないときに表示されます。
MSFSがスタートすると●は,緑色の●に変わります。
MSFSで飛行を始め巡航またはオートパイロットで安定したら,”F11“キーを押します。
押すたびに”シムレート2“,”シムレート4“という風に,Windows10で選択している言語(日本語なら日本語)で現在のレートを”msfs-simratebandit”が音声で報告してくれます。
減らすときは”F12“キーを押します。
同時に”msfs-simratebandit”のウインドウの”Current sim rate“に現在のレートが表示されますので,マルチウインドウなら表示を確認しながら飛行できます。
フライトプランでの自動レート変更
“msfs-simratebandit”は,フライトプランに複数のWaypointがあるとき,つぎのような動作をすることができます。
Connectボタンを押すと,シムが4倍速になります。
ウェイポイントに近づくと,シミュレーターは自動的に1倍速に減速し,ウェイポイントを過ぎると再び速度を上げます。
そしてアプローチに近づくと自動的に減速します。
フライトプランでの自動レート変更は,Disconnectでいつでもオフにすることができます。
まとめ
キー設定の追加と”msfs-simratebandit”で,従来のシミュレーターにあってMSFSに不足していたシムレート変更機能を補完することができます。
これらの機能があれば,飛行において手動または自動でシムレートを変更しながら飛行できます。
これで長距離の飛行も苦になりませんね。
Enjoy Flight!
コメント