MSFSでは季節を変えることができます。春夏冬の景色の変化を素早く設定できます。ところが秋に設定しても樹木は緑のままで変化がありません。日本の山々は紅葉できれいなはずなのですが,緑のままなのが残念です。これを解決するシーナリーアドオンが公開されました。使い方が少し面倒なので説明します。
MSFSの季節変化をより印象的にする紅葉シーナリー
MSFSでは季節を変えることができます。
春のみずみずしい緑,夏の深い緑,冬の雪景色と変化をダイナミックに設定できます。
ところが秋に設定してもすべての樹木は緑のままで変化がありません。
日本の山々やヨーロッパの山々は落葉樹が紅葉して,きれいなはずなのですが,緑のままです。
これを解決するシーナリーアドオンが公開されました。
紅葉を表示するシーナリー
このシーナリーのタイトルは”Fall Season for Microsoft Flight Simulator“といいます。
普通季節変化を表現するためには,樹木のテクスチャーを変化させるアドオンプログラムとして作られるのですが,このアドオンは単純なシーナリーになっています。
その反面,使い方に工夫が必要です。
ダウンロードとインストール
ダウンロード
この”Fall Season for Microsoft Flight Simulator”は,Flightsim.toからダウンロードできます。
インストール
ダウンロードしたファイル名は,”Fall_******.zip”というランダム文字がファイル名に含まれているので,適当な場所で展開後フォルダー名を”Fall“に変更します。
そしてこのフォルダーをMSFSのCommunityフォルダー内にコピーすれば,とりあえず紅葉を表示することができます。
MSFSでの表示
色づく木々
広島空港滑走路での周辺の木々の様子ですが,ちゃんと一部がオレンジ色に変わっています。
上空から眺めてみると,きれいです。
遠くはなれた場所では木々の着色はありません。
シーナリーですから,近くに寄ったときだけ着色されるようです。
春と冬の変化
このアドオンは,シーナリーですからMSFSで季節を変化させても木々の色は変化せず紅葉のままです。
冬は,それほど違和感はありません。
春は違和感でいっぱいになりますが,どうにもなりません。
季節にあわせたシーナーリー切替
春夏冬にこの”Fall”シーナリーを無効化するには,”MSFS Addons Linker“を利用します。
“MSFS Addons Linker“は,私の過去の記事でシーナリーをCommunityフォルダーの外に置くためのツールとして紹介しています。
そしてこのアドオンはダイナミックにシーナリーを切り替えるツールとして使えるスグレモノです。
切替の操作
ちょっと面倒なのは,フライト中には切り替えることはできないことです。
“Fall”のON/OFFをMSFSを動かしているときに切り替えるのは,メインメニューに戻してから行います。
その理由は,メインメニューから空港を選ぶとき,シーナリーが読み込まれているからです。
“Fall”のON/OFFを切り替えるため,”Fall”は”Seasons”というフォルダーに入っています。
メインメニューに戻したあと,マルチデスクトップで画面を切替え,”MSFS Addons Linker“をスタートして,ONになっている”Fall”をOFFに切り替えます。
以下の画像は”Fall”を無効化して表示した広島空港の滑走路での画面です。
“Fall”シーナリーがないときには,樹木の形が低く変化しているのがおわかりになると思います。
このことから,”Fall”シーナリーは,初期のMSFSの樹木テクスチャーをシーナリーに取り込んで着色しているものと,私は推測しています。
今後,このシーナリーも改良されて行くに従い違和感が少なくなって行くのだと思います。
商用ツールのご紹介
このシーナリーを調べているとき”Flightsim.com“でMSFS向けの紅葉ツールが発売になったとの記事を見ました。
商品名は”ContrailSim – Seasonal Vegetation for MSFS“といい,$12.99で販売されています。
この商品の作動原理は,全く公開されておらず”Review”もないので,内容がわかりません。
MSFSの季節変更に合わせて紅葉を表示できるのかどうか,今後情報をあつめたいと考えています。
まとめ
念願だった紅葉の表示も,少しだけ実現できるようになってきました。
日本国内には,全山紅葉という山々もあり,私の住んでいる広島県の隣にある鳥取県の大山は紅葉のグラデーションが美しい山です。
私は,これをMSFSで見ることができる日を楽しみにしています。
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