MSFSのデフォルトキー設定には”ACTIVE PAUSE”というシミュレーターの一時停止が設定されています。ところがこの機能は,FSXやX-Plane11のような一時停止ではありません。時間は進むし,解除すると墜落したりする大変使いにくいものです。MSFSのFAQにこの課題の解決方法が掲載されていますが,少し問題があるのでキーを変えて割り当てることにしました。
MSFSのキー割り当てに使い勝手のよいPause機能を設定する
使い勝手の悪い”ACTIVE PAUSE”
MSFSのデフォルトキー設定には”ACTIVE PAUSE“というシミュレーターの一時停止が設定されています。
ところがこの機能は,FSXやX-Plane11のような一時停止ではありません。
時間は進むし,解除すると墜落したりする大変使いにくいものです。
“PAUSE”についてのFAQの記事
MSFSのFAQにこの課題の解決方法が”[HOW-TO] How to actually PAUSE the sim!“として掲載されています。

記事に掲載されているのは“p”と”Shift+p”の組み合わせです。
ところが,“Shift+p”は“TOGGLE PUSH BACK”に割り当て済みであることが判りました。
そこで,少しキーを変えて割り当てることにしました。
使える”PAUSE”機能の割り当て方法
キーの割り当てはHOMEメニューの”OPTION”/”CONTROL”/”KEYBOARD”で行います。
FILTERを”ALL”にして,左ウインドウにある”SEARCH“に”PAUSE“または”Pause”と入力します。
こうすると”PAUSE”機能に関係する機能が右のウインドウに表示されます。
詳細な割り当て方法については,私の前の記事を参考にしてください。
“PAUSE”機能への割り当てるキーは,使えない”ACTIVE PAUSE”に割り当ててある”Pause”キーを使います。
作業手順
“SET PAUSE ON“に”Pause“キーを割り当てます。
このときには”Pause”キーの設定が重複していると警告が表示されますが,無視して設定します。
つぎに,”SET PAUSE OFF“の左側の枠に”Shift+Pause“キー,”SET PAUSE OFF“の右側の枠に”Right Shift+ Pause“キーを割り当てます。
これは,MSFSが右と左のShiftキーを識別しているためです。
最後に”TOGGLE ACTIVE PAUSE“への割り当てを”p“キーに変更します。
設定し終わったら,割り当てを保存してHOMEメニューに復帰します。
これで作業は終了です。
Pauseの働き方の違い
さて,ここで設定した“SET PAUSE ON/OFF“は,AI飛行中には働かず,Autopilotで飛行中かマニュアル操縦中にしか働きません。
一方”TOGGLE ACTIVE PAUSE“は,どういうわけかAI飛行中でも働きます。
ほんとうに不可解な動作です。
MSFSにあるその他の”PAUSE”方法
FAQの記事には,MSFSに備わっているその他の”PAUSE”機能の説明があります。
このなかで本来の”PAUSE”機能として使えるのは,[Developper]メニューの[Pause Simulation]オプションを使用することです。
“ESC”は一時停止して設定などを変更するためのものですから,これまでのフライトシミュレータで意味していた”Pause”ではありません。
まとめ
この記事を書いてすぐに,MSFSが1.9.5にバージョンアップし”ACTIVE PAUSE”の使い勝手が良くなり,価値のない記事になったかもしれません。
ただ,飛行時間の停止ができない点は解決できていません。
それから,なぜ使いにくい”ACTIVE PAUSE”という機能があるのかを考えてみました。
もしかしたら,スクリーンショット等を撮影するために一旦停止しても時間が経過したあとの状態に復帰できる”PAUSE”を作りたかったのかもしれません。
そして不完全なまま実装されているのではないかと推測します。
ともあれ,これからも「不完全」なMSFSは改良され続けるのでしょうから,期待して待ちましょう(^^)
Enjoy Flight!
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