MSFSには飛行中に著名な目標物の名称を表示してくれる機能があります。けれども有名ではない建物や運動公園などの名称は表示できません。オートパイロットやAIでの飛行中に眼下に見える建物や湖などの名前を知りたいと思うことがあります。それを助けてくれる簡易な移動地図が公開されました。OpenStreetMapを地図に利用して世界中ほとんどの地表の目標物の名称を知ることができます。
飛行中に画面を切り替えて使う簡易な移動地図
MSFSには飛行中に著名な目標物の名称を表示してくれる機能があります。
けれども有名ではない建物や運動公園などの名称は表示できません。
オートパイロットやAIでの飛行中に眼下に見える建物や湖などの名前を知りたいと思うことがあります。
LittelNavmapを使えば知ることができますが,ちょっと使うという目的には少し大げさな気がします。
現在地と地上物の名前を知るだけの目的に使える簡易な移動地図が公開されました。
LittleNavmap同様,OpenStreetMapを利用して世界中ほとんどの地表の目標物の名称を知ることができます。
簡易移動地図の導入と使い方
ダウンロードとインストール
この簡易移動地図は”VFR Moving Map“という名前で,”Flight.to”からダウンロードできます。
ダウンロードした”vfrmap-win64-v0.0.7_z2v0j.zip“を適当な場所で展開します。
出来上がった”vfrmap-win64-v0.0.7_z2v0j“フォルダーを開きます。
中にある”vfrmap.exe“のショートカットをデスクトップに作ります。
使い方
MSFSをスタートします。
コックピットが表示されたら,“window-key”+”Ctrl”+”矢印キー”でデスクトップ画面を切り替えます。
新しいデスクトップ上にある”vfrmap.exe“のショートカットをクリックしてスタートします。
小さな”command.com”の画面が表示され,”vfrmap.exe”がスタートしてMSFSとつながったことが判ります。
のちほど確認すると”vfrmap-win64-v0.0.7_z2v0j”フォルダーの中に,”SimConnect.dll”が自動的に配置されています。
つぎにこのデスクトップ上でブラウザーをスタートし,アドレス欄に”http://localhost:9000/“と入力してEnterを押します。
そうするとブラウザー画面に現在の自機の位置と地図,飛行データが表示されます。
表示された地図は,マウスダイヤルで拡大縮小ができます。
表示する地図は,標準でOpenStreetMapですが,地形図や夜間用のモノクロ地図にも切り替えることができます。
MSFSに戻るには,もういちど”window-key”+”Ctrl”+”矢印キー”を押します。
切替は一瞬ですから,Pauseで止めておかなくても飛行への影響はほとんどありません。
なお,セカンドディスプレイをお持ちなら,デスクトップ切替は不要ですね。
実際の利用例
広島県呉市上空を飛行しているときの画面です。
このとき”VFR Moving Map”では,このように表示され,一瞬で地上名称の確認が可能です。
まとめ
簡易に利用できる移動地図は,気ままな遊覧飛行に役立ちます。
本格的な移動地図はLittleNavmapで,簡易に使うには”VFR Moving Map”が使えるので便利になりました。
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