X-Plane11.50では,夜景の灯りが前のバージョンに比べて暗くなる残念な現象が起きています。11.4まで効果的だった”EXT_ASIA_LIGHTS”を利用しても明るくなりません。なんとかこれを解消できないか調べてみたところ,灯りを明るくする設定ファイルが2019年に公開されていました。これを使えば11.50で明るい夜景がある程度復活します。
11.50で暗くなった夜景の灯りを設定ファイルの交換で明るくする
フォーラムで質問があったことで気がついたのですが,X-Plane11.50βでは,夜景の灯りが暗くなると言う残念な現象が起きていました。
正式版でも解消されなかったので,この現象を改善する方法を調べたところ,設定ファイルを交換することで ある程度回復できました。
設定ファイルは4種類あり,夜景の灯りを2段階,色を2種類から選べますが,どれかを選んで使うことになります。
また”EXT_ASIA_LIGHTS“を利用することで,ひときわ明るく設定できるようになります。
夜景を改善する設定ファイル
ダウンロードとインストール
このデータは”XP White Lights 1.0.0“といい,2019年に改訂されて”HDR Lighting Upgrade 4.0“という名前になりました。
ダウンロード
このデータはX-Plane.orgからダウンロードできます。
ダウンロードリンクからは3つのファイルがダウンロードできます。
インストール
まず,X-Plane11をインストールしたフォルダー内にある”Resources>bitmaps>world>lites“フォルダーを開きます。
このフォルダー内にある”lights.txt“を”lights_org.txt“と名前を変えて保管します。
ダウンロードした3つのファイルの内”Lite4.zip“を展開します。
展開したフォルダー内にある”lights4-Large Throw.txt“を”Resources>bitmaps>world>lites“フォルダー内にコピーします。
つぎに”lights4-Large Throw.txt“を右クリックしてこのフォルダー内に複製します。
複製したファイルの名前を”lights.txt“に変更すれば導入は終了です。
このとき綴りを1文字でも間違えると,X-Plane11がクラッシュしますので,ファイル名を間違えないようにしてください。
設定の異なる4つのデータの切替方法とその効果
4種類のデータと11.36のデータを同じフォルダーに入れて名前を変え,設定の違いによる灯りの変化を調べました。
複数の設定ファイルを”Lights.txt”に変えるだけで設定を変更できます。
設定ファイルの効果
それぞれのデータでX-Plane11.50の夜景がどう変わるかを調べたのが下の画面です。
11.36オリジナルの設定ファイル
このファイルでは,あまり明るくなりませんでした。
lights4-Small Throw.txt
灯りが白くなり,すこし灯りに広がりがあります。
lights_US_v3
Smallより光の広がりが少ないようです。
lights_EU_v3
灯りが少し黄色みを帯びています。
lights4-Large Throw.txt
白い灯りがかなり広がっています。
“EXT_ASIA_LIGHTS”を併用した”lights4-Large Throw.txt”
かなり明るくなりました。
11.36の時の明るさには及びませんが,かなり回復しました。
これらの画面から好みの設定ファイルを使って11.50の夜景を楽しんで下さい。
まとめ
“XP White Lights”が見つかるまで,11.50では暗い夜景で飛ばざるを得ませんでした。
設定ファイルでここまで劇的に変わるのはビックリですが,11.36の設定ファイルでは効果なしだったので,11.50の灯りを表現する方法が変わったと言うことなのでしょう。
少しだけでも夜景が復活できたので11.50の夜景を楽しめるようになりました。
Enjoy, Flight!
この記事の画像は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.50r3を使って表示しています。
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