X-Plane11の雲は,近くから眺めると霧のようで,かたまりがあるように表示されません。これを実感のある厚みのある雲に変えるスクリプトが公開されました。まだαバージョンなのだそうですが,このままでもちゃんと表示できます。青い空のテクスチャーと組み合わせて美しい空を表示しましょう。
青い空にふっくらとした雲を表示するスクリプト
以前私はVFRの時には,地上が見えればいいと考え,青い空だけを重視し,雲を表示することはあまりありませんでした。
最近11.50RC3が登場し,雲を表示したときでもFPSの低下は少なくなりました。
そうなると雲は飛行中のスパイスとして良いアクセントになります。
ところがデフォルトの雲は,近くから眺めると霧のようで,かたまりがあるように表示されません。
X-Plane11ユーザーの間でもそういう意見があったようで,雲をきちんと表示するペイウェアを使う人もおられるようです。
今回ご紹介するのは,厚みのある雲を表示する小さなスクリプトです。
青い空とふっくらとした雲を表示する方法
青い空を表示する
私は過去記事で,Cloud Artの空の色とスクリプトについて紹介をしました。
今回ご紹介する雲のスクリプトの記事では,この青い空の色データを推薦しています。
過去の記事ではCloud Art 2.5を使いましたが,現在は3.3にバージョンアップしています。
今回もこの空の色のテクスチャーだけを使います。
使い方については,私の過去の記事の2.5を3.3に読み替えてください。

ふっくらとした雲を表示する
スクリプトのダウンロードとインストール
ダウンロード
このスクリプトは”Enhanced Cloudscapes Alpha 2020.08.17“でX-Plane.orgからダウンロードします。

インストール
ダウンロードした”Enhanced Cloudscapes.zip“を適当な場所で展開します。
展開してできた”Enhanced Cloudscapes“フォルダーを開きます。
つぎに,中にある同名の“Enhanced Cloudscapes“をX-Plane11の”Resources>plugins“フォルダー内にコピーします。
これで導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
スクリプトの効果をご覧ください。
まずデフォルトで”まばらな積雲“を表示しました。
ぼんやりとした霧のような雲です。
つぎにスクリプトを導入し,同じフライトを表示した画面です。
ふっくらとした雲が浮かんでいます。
上空に上がってみると次の画面のように表示されます。
FPSは,デフォルトで66だったものが59で7ポイント低くなり,負荷がかかっています。
まとめ
複雑な雲の表示で負荷がかかりますが,Vulkanドライバーのおかげで気にしなくても良いレベルです。
雲の表示を苦手とせずVFRのスパイスとして使える良いスクリプトだと思います。
まだαバージョンですからまだまだ改良されるのが期待できます。
Enjoy, Flight!
この記事の画像は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.50RC3を使って表示しています。
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