遊覧飛行のためのフライトプランの作り方

Flightsimulator

Microsoft Flight simulator(MSFS)は,操縦を楽しむというよりも景観を楽しむことに重きをおいたシミュレーターというイメージがあります。景観を楽しむためには飛行機の操縦をAIに任せて乗客または随伴ドローンという立場から楽しむことがベストです。そのための簡単なフライトプランの作り方を説明します。


遊覧飛行のための簡単なフライトプランの作り方と使い方

Microsoft Flight simulator(MSFS)は,操縦を楽しむというよりも景観を楽しむことに重きをおいたシミュレーターというイメージがあります。

MSFSの発売に先立つプロモーション動画では,その立ち位置での動画がほとんどでした。

そこで簡単なフライトプランを作り,操縦をAI機に任せて景観を楽しむことにしましょう。

フライトプランの作り方

メインメニューが表示されたら左上の”WORLD MAP“をクリックします。

機材を選ぶ

まず使用機材は好みで選びますが,最初は低空での景観を楽しむには高翼機であるCessna172を使います。

左上にCessna172が表示されていなければ,飛行機の画像をクリックして機材選択ウインドウを開き,セスナ172を選びます。

出発空港を指定する

FROM“のところにある”SELECT DEPARTURE AIRPORT“をクリックして表示された枠に出発空港の名前かICAOコードを入力します。

今回は,広島空港から岩国空港までのVFRプランを作るので広島空港のICAOコードであるRJOAを入力します。

入力すると枠の下に検索結果が表示されます。

コードが間違っているか,MSFSに空港データがなければ表示されません。

表示された”RJOA Hiroshima, Hiroshima“をクリックして出発空港とします。

目的地の空港を選ぶ

つぎに目的地を”SELECT ARRIVAL AIRPORT“をクリックして表示された枠に空港名かICAOコードを入力します。

岩国空港の英語読みの”Iwakuni“を入力すると”RJOI Iwakuni MCAS,Iwakuni“と表示されるのでこれをクリックして目的地とします。

出発空港と目的地が入力されると下の画面に2点を結んだ直線が表示されます。

出発地と目的地の入れ替え

入力し終わって,出発地と目的地を入れ替えたい場合は”SELECT DEPARTURE AIRPORT”と”SELECT ARRIVAL AIRPORT”の間にある相互矢印をクリックすると入れ替えができます。

プランの種類を決める

左側にある”Search“ボタンをクリックしてフライトプランのVFR/IFRの種類を指定します。
VFRでは,”Direct – GPS“または”VOR to VOR“を選ぶことができます。

遊覧飛行の場合は,どちらを選んでもそれほどの違いはありません。

離陸から着陸までの高度については,右側にある”NAV LOG“をクリックすると表示できます。

巡航高度は”NAV LOG“コースの右上にある”Set Your Cruise Altitude“に希望する高度をセットします。

 

立ち寄る場所を追加する

コース途中の立ち寄り場所を入力するために凡例を表示します。

凡例は,”SHOW LEGEND“をクリックすると右側に表示されます。

画面上にWAYPOINTやVORを表示したいときは”OPEN FILTER“をクリックし,表示したいものをメニューから選びます。

NAVAIDSとFIX & RNAV POSITIONをONにします

遊覧飛行ではこのWAYPOINT(位置通報地点)を寄り道地点に使います。

WAYPOINTを追加するには画面に表示されているPOINTをクリックし表示されたダイアログから”ADD”を選びます。

入力済みの寄り道地点を削除するには,WAYPOINTをクリックして表示されるダイアログから”DELETE”を選びます。

空港の出発場所と到着場所を指定する

さて,出発空港の滑走路から目的地の滑走路までというプランでは,MSFSを楽しむためにはちょっと不足です。

そこで,出発空港の駐機場から目的地の駐機場までのプランに変更します。

FROM“の下にある”RUNWAY(28)“の右横にある下三角をクリックして,小型機の駐機場のひとつである”PARKING XX – RAMP GA SMALL“を選びます(XXは数字です)。

ここではPARKING 9を指定しました

つぎに到着地の”RUNWAY(20)“の右横にある下三角をクリックして,小型機の駐機場のひとつである”PARKING XX – RAMP GA SMALL“を選びます(XXは数字です)。

飛行する環境の指定

右上にある”FLIGHT CONDITION“をクリックして,時刻や天気などを指定します。

遊覧飛行ですから,普通は快晴の昼間が良いのですが,ここはお好みで指定して下さい。

プランの保存と読み込み

下の画面ができあがったプランです。

環境を定めたら,”CLOSE“をクリックし”LOAD/SAVE“をクリックしてプランを保存します。

LOAD/SAVE FLIGHT FILES“ウインドウが表示されたら,”SAVE“をクリックします。

ファイルを保存するフォルダーが開くので,英数文字と記号でプラン名を入力します。

広島(RJOA)から岩国(RJOI)までのVFRですから,”RJOA_RJOI_VFR“としました。

ここで保存されるフォルダーを上部に表示されるウインドウで知ることができます。

プランを保存したら,いつでも呼び出せるようになります。

なお保存したプランを読み出すときには,”WORLD MAP”画面から”LOAD/SAVE”をクリックしてプランを読み込みます。

プランを使ったAI操縦による飛行

プランを保存したら,右下の黄色いFLYボタンをクリックします。

そうすると出発空港の駐機場が表示されます。

ここで画面上部をクリックしメニューからAI飛行を選びます。

このとき全自動にするため,”MANAGE RADIO COMMS(無線)”と”CONTROL AIRCRAFT(操縦)”をONにしてAIに任せます。

そうすると,プッシュバックが始まりタキシングを始めます。

管制とのやりとりや飛行中の指示への対応もAI任せになります。

単純な直線コースですが,ときにATCの指示で一カ所で旋回したりします。

おやおやという気もしますが,こういうものだと割り切って楽しみましょう。

遊覧飛行中の画面

なお私が先にご紹介したゲームパッドを使えば,自由自在に景観を楽しむことができます。

今回の飛行途中の画面を幾つかご紹介します。

以下の画像をクリックするともとの大きな画像を表示できます。

プランによる飛行中の画面です飛行をAIに任せているので,外部視野やドローンカメラで景観をしっかり楽しみましょう。

機材を変え,ATCの指示で広島市上空を飛行中です

広島市中心街もドローンカメラで拡大表示できます

広島西飛行場跡地です

厳島神社は再現されていませんでした

まとめ

プランを作って景観を楽しむ遊覧飛行は,MSFSの大きな楽しみのひとつになります。

簡単にプランが作れるので,世界中の場所を手軽に楽しむことができます。

私はこの遊覧飛行機能があるから,XBOXでも使えるようにしたのではないかと考えました。

Enjoy, Flight!

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