標準ライブラリーで構成された北京大興国際空港
中国の北京大興国際空港(ZBAD)は2000年代に入って発展を続ける中国経済を象徴するような大空港です。
2019年に一応完成したものの,空港内に軍の基地を併設する工事などまだまだ変化している空港です。
ターミナルビルは,大きなヒトデの形をしており,単体の空港ターミナルとしては世界最大です。
“大兴国际机场” by Daiying Zhang. Photo from flickr
この空港の概要は,Wikipediaにまとめられていますのでご覧下さい。

シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
タイトルは”CN ZBAD – Beijing Daxing Intl Airport (2020) 1.0.0“で,X-Plane.orgからダウンロードします。
X-Plane.orgより引用

シーナリーは,X-Plane11の標準ライブラリーだけで作られており,表示するために必要なライブラリーはありません。
このシーナリーは,空港敷地を含む広い範囲をフォトシーナリーベースで構成しています。
そのためGatewayの基準に合わず,X-Plane11noデフォルト空港になっていないだけなのかもしれません。
インストール
ダウンロードした”CN ZBAD – Beijing Daxing Intl v1.0.0.zip“を適当な場所で別フォルダーにして展開します。
別フォルダーにする理由は,そのままCustom Sceneryフォルダー内に展開するとシーナリー表示に不要な多くの画像がCustom Sceneryフォルダー内に入ってしまうためです。
出来上がった”CN ZBAD – Beijing Daxing Intl v1.0.0“フォルダー内にある”CN ZBAD – Beijing Daxing Intl v1.0.0“をX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーすればインストール作業は終了です。
X-Plane11での表示
標準ライブラリーで構成されているので,滑走路上のFPSは都市部にもかかわらず,72FPSにもなります。
空港シーナリー内のデフォルトの道路は隠されているため,フォトシーナリーの道路が表示されます。
ヒトデ型の空港ビルもきちんと表示されます。
このような形をどうやってWEDで作られたのかその方法を知りたいものです。
かなり広い範囲がフォトシーナリーで覆われているため,空港周辺の建物はあまり表示されません。
どのくらいの範囲になるのか,シーナリーソースが付属しているのでWEDで表示してみました。
下の画像がWEDで表示したZBADシーナリーです。

灰色の四角形が空港周辺にフォトシーナリーが貼られているところです。
空港内の風景は,シーナリーを展開したフォルダー内に入っているので,それをご覧下さい。
標準ライブラリーでもここまで表現できるという素晴らしい出来映えです。
まとめ
私はシーナリーを作る時,ついサードパーティライブラリーに頼りがちになります。
標準ライブラリーで,ここまで凄いシーナリーができる例を見せられるとWEDの利用スキルはまだまだ初心者レベルだと痛感させられます。
Enjoy, Flight!
この記事の画像は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.50β17を使って表示しています。
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