ガラパゴス諸島は,ダーウインが進化論の着想を得た場所として有名です。この場所はかつて海賊の隠れ家としても使われていました。現在は環境保護活動と密漁との戦いが続いています。ドキュメンタリー番組では生息する生物を紹介するものが多いので,島々全体の様子をみることはできません。幸いにもフォトシーナリーとカスタムシーナリーでガラパゴス諸島を再現できることがわかったのでご紹介します。
空からみるとかなり広いガラパゴス諸島
昔は海賊の隠れ家だった島々
私は,離島が好きで常々フライトシミュレーターで島々を巡っています。
離島のひとつであるガラパゴス諸島は,ダーウインが進化論の着想を得た場所として有名です。
この場所はかつて海賊の隠れ家としても使われていました。
現在は環境保護活動と密漁との戦いが続いています。
ドキュメンタリー番組では生息する生物を紹介するものが多いので,島への憧れ的な気持ちはあるのですが,島々全体の様子をみることはできません。
サンクリストバル空港(SEST),イスライサベラ空港(SEII),そして世界初の「グリーン」空港であるシーモア空港(SEGS)との位置関係は下の画像のようになります。
幸いにも,公開されているフォトシーナリーとカスタムシーナリーを使ってガラパゴス諸島を再現できます。
X-Plane11で使えるシーナリー
X-Plane11で使うことのできるシーナリーは,ひとつのフォトシーナリーと2つのカスタム空港シーナリーがあります。
フォトシーナリー
ガラパゴス諸島全体をカバーするフォトシーナリーです。
なお,このシーナリーには,シーモア空港(SEGS)シーナリーも含まれています。
シーナリーのタイトルは”Galapagos Islands 1.0.1“でX-Plane.orgからダウンロードします。
空港シーナリー
サンクリストバル空港(SEST)
タイトルは”SEST – SAN CRISTOBAL GALAPAGOS 1.0.0“でX-Plane.orgからダウンロードします。
イスライサベラ空港(SEII)
タイトルは”General Villamil Airport, Isabela Island, Galapagos (SEII) – Ecuador 1.0.0″でX-Plane.orgからダウンロードします。
以上の空港を表示するために必要なライブラリーは次のとおりです。
たくさんありますが,すべて一般的なものです。
インストールがまだでしたら,先に導入を済ませておいてください。
flags_of_the_world
MisterX_Library
OpenSceneryX
RA_Library
ruscenery
The_Handy_Objects_Library
RescueX Library
3D_people_library
R2_Library
FlyAgi_Vegetation
補完ライブラリーの作成
サンクリストバル空港(SEST)を表示する際に,公開されていないライブラリーパーツ参照が2つあり,そのままではシーナリーエラーが発生します。
私が先にご紹介した”Repair_Library“を作成して,Library.txtに次の2行を追加してください。
この記事は,この空港を表示する際のシーナリーエラーを元に書いたものですので作成手順がわかります。
EXPORT_BACKUP My_Library/Flowers/flower7.obj placeholders/placeholder.obj
EXPORT_BACKUP My_Library/Airport_objects/CYBD-weather_station.OBJ placeholders/placeholder.obj
インストール
展開とコピー
すべてのデータをダウンロードしたら適当な場所で展開してください。
“Galapagos_Z17_XP11_r101_.rar”を展開すると,”zOrtho4で始まる12のフォルダー”と”Put these in Custom Scenery_yOrtho4XP_Overlays_Earth nav data”フォルダーができます。
“Put these in Custom Scenery_yOrtho4XP_Overlays_Earth nav data”フォルダーを開くと”-10-90”,”-10-100”の2つのフォルダーがあります。
この2つのフォルダーを通常はCustom Sceneryフォルダー内にあるyOrtho4XPフォルダーの中にある”Earth nav data”フォルダー内にコピーします。
zOrtho4で始まる12のフォトシーナリーフォルダーと”SEST – SAN CRISTOBAL GALAPAGOS”,” A SEII – Isabela Gral Villamil – Galapagos 2020″と作成した”Repair_Library”をX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
Scenery packs.iniの編集
X-Plane11をスタートしメインメニューが表示されてしばらくしてから終了します。
終了後X-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にあるScenery packs.iniをメモ帳で開きます。
フォトシーナリーのzOrtho4で始まる12のフォルダーを定義の一番最後あたりに移動します。
位置は,他のフォトシーナリーのそばにおいてください。
X-Plane11での表示
一番大きなサンクリストバル空港(SEST)からシーモア空港(SEGS)を経由してイスライサベラ空港(SEII)に至るVFRです。
距離が長いので,私はスピードの出るKingAirを使いました。
島々も赤道直下なのですが寒流のため珊瑚礁が発達しておらず,多くは岩石海岸です。
観光客は多いのですが,リゾート地というわけではないので各空港はあっさりとした作りです。
いずれの島も南国の離島という雰囲気ではないのですが,それでもイスライサベラ空港(SEII)の近くにはリゾート地のような風景が広がります。
そのせいか,この空港シーナリーのターミナルには,人がたくさんいます。
まとめ
自然保護が盛んな島ということで,憧れがありましたが空からみると地味な島々でした。
水上機で海岸に乗り付けたら海イグアナがみられるとか,空港近くでゾウガメが見られるとかすると面白いのですが,ちょっと無理っぽいですね。
Enjoy, Flight!
この記事の画像は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.50β15を使って表示しています。
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