SAMライブラリーのバージョンアップを簡単に行う方法

Flightsimulator

 

SAMライブラリーは,空港内のアニメーションや季節のテクスチャーを変える事のできる便利なプラグインです。ダウンロードは簡単ですがそのバージョンを管理するのは面倒です。これを解決してくれるアプリがあります。そしてこのアプリからSAMに関連するいくつかのフリーアドオンも管理できるので紹介します。


SAMライブラリーと関連するライブラリーを一括して管理できるアプリ

SAMライブラリーを管理する”SAM2Suite”

SAMライブラリーは,空港内のアニメーションや季節のテクスチャーを変える事のできる便利なプラグインです。

ダウンロードは,X-Plane.orgやOrbxからできるので簡単ですがそのバージョンを管理するのは面倒です。

またこのライブラリーのドキュメントもどこにあるのか,私はこれまで見つけることができませんでした。

これらを解決してくれるアプリが公開されています。

そしてこのアプリからSAMに関連するいくつかのフリーアドオンも管理できます。

このアプリは”Sam2Suite“という名前で,2020年4月に公開されX-Plane.orgにあるSAMライブラリーのダウンロードページにリンクが表示されるようになりました。

X-Plane.orgより引用

Sam2Suite“はSAMライブラリーの開発やWorldJetwaysの販売を統括している会社から公開されているものらしいのですが,出所がはっきりしません。

このあたりのややこしい関係を詮索するのは置いておいて,ともかく”Sam2Suite”はSAMとその関連パーツのバージョンアップを行いやすくしてくれるアプリです。

しかもSAMライブラリーは今後”Sam2Suite”から管理することになり,単独での公開は2.0.4が最後になりそうです。

“Sam2Suite”のダウンロードとインストール

ダウンロード

Sam2Suite“は,X-Plane.orgからダウンロードできます。

タイトルは”Scenery Animation Manager – Suite 1.1“です。

X-Plane.orgより引用

Scenery Animation Manager - Suite
WARNING: This is a legacy file. The latest SAM version is available here. CAUTION: SAM Suite does not work in combinatio...

ダウンロードリンクをクリックすれば,OS別のダウンロードリンクが表示されます。

X-Plane.orgより引用

私はWindows10で使うのでWindowsバージョンをクリックしてダウンロードしました。

ダウンロードしたファイルは”WINDOWS – SAM Suite.exe“です。

X-Plane.orgより引用

インストール

WINDOWS – SAM Suite.exe“を管理者権限でスタートさせます。

インストーラーは英語かドイツ語の選択画面を表示するので英語にしておきます。

インストール先フォルダーは,アプリがWindowsのプログラムフォルダーを指示してきますが,プログラムフォルダーにおかなくても動作します

私は動作が不安定になるプログラムフォルダーへのインストールを避けて,いつものようにC:\toolsフォルダーにインストールしました。

インストーラはデスクトップにアイコンを作るかどうか尋ねてくるので,とりあえずYesと答えて作っておきます。

あとからスタートメニューにボタンを貼り付ければ良いでしょう。

使い方

デスクトップ上にある“Sam2Suite”ショートカットをクリックしてスタートします。

最初にX-Plan11をインストールしたフォルダーを聞いてくるので,ダイアログウインドウから正しく選んでおきます。

複数のX-Plane11をインストールしている場合には,あとからアプリのメニューからフォルダーを切り替えて管理することができます。

フォルダーを切り替える画面

アプリがX-Plane11内のSAM関連のモジュールを調べて現在の状態を表示します。

SAMと関連モジュールの更新状態を表示するメイン画面

私の場合は,SAMが古いバージョンだったのと他の関連モジュールで導入していないものがあったのですべて導入しておきました。

青色のボタンがインストールする必要のあるもので,緑色のボタンが最新版がインストール済みのものです。

私は開発用のモジュールをシーナリー制作専用環境だけに導入しました。

また,”World jetways“というSAMの有償拡張ソフトの管理もこのアプリからできるようになっています。

赤色のボタン有償の拡張モジュールです。

このあたりから”World jetways”の販売促進用のアプリかなと推測しています。

SAMのマニュアル

これまでどこにあるのかと思っていたマニュアルへのリンクが”Sam2Suite”のページにありました。

X-Plane.orgより引用

Support

Webページですから,自動翻訳すれば日本語で読めます。

このマニュアルを読むと,これまで試行錯誤で苦労していたのがいやになるくらいです。

まとめ

SAMを使いやすくするアプリですが,更新を見逃すことがなくなるのでありがたいアプリです。

なお”Sam2Suite”のコメント欄をみるとSeasonsの改良も目指していることが推測できます。

またこのアプリでSAMをバージョンアップしたら,Seasonsの切替時間が短くなり各季節へ直接切替できるようになりました。

SAM Seasonsはパフォーマンスが向上して,OpenSeceneryXをはじめとしてEuropeXや他のVFRモジュールにも対応しています。

この機会に,私は季節の表示プラグインをPythonのFourSeasonからSAMに切り替えることにしました。

Enjoy, Flight!

 


この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.41を使ってWindows10の64bit版で動作確認をしています。

コメント

  1. pbook より:

    私はZiboを使っていないので知りませんでした。
    貴重な情報ありがとうございました。

  2. ヒロアキ より:

    Zibo ModのGND-Powerに不具合が発生しました。
    原因を調べておりましたらSAMライブラリーのバージョンアップでした。
    元のVer.2.0.3に戻したら解消しました。
    ご参考までにご連絡します。
    お気を付けください。

タイトルとURLをコピーしました