湖水地方と言えば,英国の湖水地方を思い浮かべますが,ポーランドにもマスリアン湖水地方という地域があります。自然豊かな地方なのでカヌーやウォーキングを楽しむための施設がたくさんあります。この地方にある草地の飛行場シーナリーが公開されています。ULPでゆっくり湖水地方の景観を楽しめます。
ポーランドの湖水地方の遊覧飛行を楽しめるマズリーエアフィールド
ポーランドの湖水地方
湖水地方と言えば,英国の湖水地方を思い浮かべます。
私は英国の湖水地方が好きで,シーナリーを探したりしていました。
偶然ポーランドの草地の飛行場シーナリーが公開されていて,調べてみるとその飛行場がマスリアン湖水地方と呼ばれる場所にあるということがわかりました。
“Ministry of Foreign Affairs” by Pojezierze Mazurskie / Masurian Lakeland. Photo from flickr

自然豊かな地方なのでカヌーやウォーキングを楽しむための施設がたくさんあります。
その中に今回ご紹介するマズリーエアフィールドがあります。
Googlemapから引用
リゾート会社が一括して管理しているようで,この会社の観光案内のページがあります。
マズリーエアフィールドのページにはMrągowo(EPMG)とBabięta(EPBB)という2つの着陸場の案内があります。
ページには着陸場のチャートや飛行場パンフレットもありました。
加えて着陸場の写真や動画までたくさん掲載されています。
Mrągowo(EPMG)の写真 mazuryairfields.plから引用
X-Plane11のマズリーエアフィールドシーナリー
今回X-Plane11向けに公開されたのは,そのうちのMrągowo(EPMG)着陸場です。
シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
シーナリーはX-Plane.orgよりダウンロードします。
タイトルは”EPMG Mragowo Airfield 1.0.0“です。
X-Plane.orgより引用

なお,このシーナリーを表示するために必要なライブラリーは次のとおりです。
先に導入を済ませておいてください。
The_Handy_Objects_Library
OpenSceneryX
3D_people_library
また,この地方にあるVFRオブジェクトは,先にご紹介した”Poland Pro (VFR Overlay) 1.0.0“の対象地域になっていますので,併せて導入すれば良いでしょう。
インストール
ダウンロードした”epmg_mragowo_airfield_1.0.zip“ファイルをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内に展開すれば導入作業は終了です。
コピーしたら,X-Plane11をスタートしメインメニューが表示されたら終了します。
その後で,Custom Sceneryフォルダー内にあるScenery packs.iniファイルをメモ帳で開き,”EPMG Mragowo airfield”シーナリーの定義位置を調整します。
私は,先に導入したワルシャワ・ショパン空港との調整もあって次のように定義しています。
X-Plane11での飛行
EPMG着陸場の様子
この着陸場の滑走路は草地で灯火はなく,ターミナルの建物やATCもありません。
施設と言えるのは,小さな櫓とピクニックテーブルです。

離陸したらすぐに櫓とピクニックテーブルが見えます。
WEDのソースが付属しているのでシーナリーの構成を見てみると,自然豊かな着陸場を表現するためにベースにフォトシーナリーを使い,森をたくさん配置しておられました。
上空から眺めて見ると草地の滑走路は,長い野原のようです。
周遊飛行
では,X-Plane11付属のAerolite103で空中散歩することにします。
周囲の土地と湖は,フォトシーナリーを使っているだけにきれいです。
もう一つの着陸場Babięta(EPBB)
マズリーエアフィールドのページで紹介してあるもう一つの着陸場であるBabięta(EPBB)については,デフォルトにもカスタムシーナリーにも見当たりませんでした。
そこで,FSXのシーナリーを検索するとAVSIMライブラリーにBabięta(EPBB)が含まれている”polish_airports_photo_scenery_vol.2.zip“というデータがあることがわかりました。
FS2XPを使ってコンバートしたBabięta(EPBB)の画像です。
草地の滑走路と無線塔が見えるだけです。
マップにもちゃんと表示されますので,WEDに読み込めば位置を確認できます。
飛行場の平面図が公開されているので,位置さえわかればオリジナルのBabięta(EPBB)を作る事ができます。
この”polish_airports_photo_scenery_vol.2”には次の着陸場が含まれています。
EPBK Krywlany
EPKI Kikity Airport
EPMG Mragowo
EPOD Dajtki
EPSU Suwalki
そしてEPMGはダブっているので,導入する時はScenery packs.iniファイルの定義位置を”EPMG Mragowo airfield”よりも下位にする必要があります。
FS2XPの使い方は,私の過去の記事を参考にしてください。
まとめ
公開されているシーナリーとFSXの財産を借りてマズリーエアフィールドを再現することができました。
EPBBのオリジナルシーナリーを作る事はできませんでしたが,とりあえず公開されている動画を参考にこのエアフィールドを楽しみましょう。
Enjoy, Flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.41r1で表示確認をしました。
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