フェロー諸島は,ノルウェー西海岸とアイスランドの間にある北大西洋にあるデンマーク領の島々です。島々は切り立った崖で囲まれています。フェロー諸島には,滑走路を持つ空港が1カ所しかなく,多くの島々にはヘリコプターが空の交通機関になっています。唯一の空港の滑走路は真ん中が高くなっている山型の形状になっています。この独特な景観の島々とユニークな滑走路を持つフェロー諸島とヴォーアル空港のシーナリーをご紹介します。
北大西洋にある独特の景観を持つ島々の中心地にあるかまぼこ状滑走路を持つ空港
有名な観光地フェロー諸島
フェロー諸島は,ノルウェー西海岸とアイスランドの間にある北大西洋にあるデンマーク領の島々です。
島々は切り立った崖で囲まれており,なかでも崖の上にあるソルヴァグスヴァテン湖は,独特の地形から観光客に人気があります。
“Slave Cliff, Faroe Islands” by Walter Waldis. Photo from flickr
そして独特の景観とこの島がデンマーク領だということからか,「おとぎの国」というキャッチフレーズも付けられています。
フェロー諸島の空港とヘリポート
フェロー諸島には,滑走路を持つ空港が1カ所しかなく,多くの島々にはヘリコプターが空の交通機関になっています。
そのヴァーガル空港(EKVG)は数少ない平らな丘陵にあるため滑走路は真ん中が高くなっている山型の形状になっています。

“Vágar Airport” by Esbern Christiansen. Photo from flickr
FS2004の頃に入手したEKVGのチャートがあります。
空港への進入コースは島の嶺の間にあることから着陸が難しいと言われる空港の一つです。
Visual approachチャートもあります。
なおこの二つのチャートをここからダウンロードできるようにしておきました。
X-Plane11のシーナリー
シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
地形データ
私はこの独特の景観を持つ地形を再現しているメッシュデータがないかと探したところX-Plane10用の”HD Mesh Scenery V4“である”XP11_HD_Mesh_V4_+60-010-Europe.zip“を見つけました。
データのダウンロードはここから行います。
表示されたページで”+60-010“を検索すると簡単に見つけることができます。
空港データ
データのタイトルは”EKVG VAGAR AIRPORT FAROE ISLANDS 1.0.0“で,X-Plane.orgからダウンロードします。
X-Plane.orgより引用
このシーナリーを表示するために必要なライブラリーとプラグインは次のとおりです。
CDB-Library
OpensceneryX
GT_library
R2 library
ruScenery
FF LOD Library
The Handy objects library
RE_Library
3D people library
MisterX Library
THE-FRUIT-STAND Aircraft Library
BS2001 Object Library
Flags of the World
XAirportScenery
World-Models
AutoGate plugin
インストール
地形データ
インストール手順は次のとおりです。
- ダウンロードした”XP11_HD_Mesh_V4_+60-010-Europe.zip“を適当な場所で展開します。展開後のフォルダーの大きさは8.59MBでそれほど大きくはありません。
- Custom Sceneryフォルダー内に”zzz_hd_grobal_scenery4”というフォルダーを作り,その中に”Earth nav data“というフォルダーを作ります。
- “XP11_HD_Mesh_V4_+60-010-Europe.zip”を展開してできた”XP11_HD_Mesh_V4_+60-010-Europe”フォルダーを開きます。
- ”-40+150”フォルダーを”Earth nav data”の中に移動します。
これから”XP11_HD_Mesh_V4″のメッシュデータを導入する時,このフォルダーに収容していけば統一して管理することができます。
“zzz_hd_grobal_scenery4”フォルダーのScenery packs.iniファイル内での定義位置は,一番最後で良いでしょう。
空港データ
ダウンロードした”EKVG tdg.zip“をX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内に展開すれば導入作業は終了です。
なお,表示に必要なライブラリーとプラグインは事前に導入を済ませておいてください。
X-Plane11での表示
恥ずかしながら,私がフライトの開始でヴァーガル空港(EKVG)を初めて表示したときにその形状に驚きました。
滑走路を等高線に従うオプションにしていたので,前方に滑走路の末端が見えなかったのです。

フリーカメラで全景を眺めるとかまぼこ状の滑走路が表示されました。

後で述べる駐車場の修正前の画面です
平らにしなければならないのではないかと考えたのですが,一応空港チャートを調べてから対応することにしました。
するとかまぼこ状になっているのが正しい事がわかりました。
この形状は,チャートから判断すると少し過剰な表現かなと思えますがこのまま使うのが良いと思います。
空港ターミナルは風よけ屋根もありますが実際の空港とは形状が異なるようです。
そして駐車場に木が表示されており,作者の方の記事にある画像とは異なるものでした。
おそらく私がたくさんのVFRオブジェクトを追加しているのが原因かもしれません。
そこで,この木と変な駐車場のコンクリート舗装を削除することにします。
この木はコンクリート舗装とセットになっているようで,“Facades”の除外区域を付け加えることでなくすることができます。
この除外区域ファイルは,ここからダウンロードできます。
このファイルの作り方は,私の過去記事で説明していますのでごらんください。
導入方法はダウンロードしたファイルを展開してCustom Sceneryフォルダーにいれ,Scenery packs.iniファイルをメモ帳で開いてEKVG tdgのすぐ下に定義してください。
下の画面のような表示にならないのであれば除外区域の追加は不要です。

除外区域設定前の駐車場とターミナルビル

除外区域設定後の駐車場とターミナルビル
EKVGからの周遊飛行
南向きに離陸すると正面に川のような水面が見えます。
これがソルヴァグスヴァテン湖です。
右に旋回して海上に出て,海岸沿いに南下するとソルヴァグスヴァテン湖と海岸との接点部分を眺めることができます。
ソルヴァグスヴァテン湖と海岸との接点部分の航空写真 Googl mapから引用
残念ながら,期待した詳細な崖の再現はされていません。

しかし2000フィートくらいの高度から眺めれば,島々の独特の外観は十分再現できていると思います。

空港の周回経路から空港全景を眺めました 崖の形状がきれいです
山をかすめてアプローチコースに入ります。
スリルがあって楽しめます。

季節変化
シーナリーは季節の変化にも対応できています。
冬と春の変化をご覧に入れます。

視界の悪い冬のアプローチはかなり困難です
一方で春の観光シーズンのアプローチはウキウキする感じです。

まとめ
独特な地形を楽しめるフェロー諸島ですが,空港がないため小型機によるクロスカントリー飛行には向いていません。
それでも遊覧飛行だけでも,島の地形を楽しむことができます。
クロスカントリー飛行はヘリコプターに限られます。
また,よりリアルな空港シーナリーや詳細な地形データで飛びたいと考えられたならフェロー諸島の商用データもあります。
このシーナリーも夏冬の季節景観が楽しめるようになっているそうですので,私のヘリコプターの操縦技術がまともになり,割引販売があれば購入を考えたいと思います(^^;
Enjoy, Flight!
この記事のシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.41で表示確認をしました。







コメント