X-Plane11をしばらく使っていると,フライトを開始した直後に画面の上に”Please check your quarantined scripts folder”と表示されることがあります。このメッセージが表示される原因とこの表示を消す方法を説明します。
フライト開始直後に”Please check your quarantined scripts folder”と表示された時の対応方法
Flywithluaプラグインのメッセージ
X-Plane11をしばらく使っていると,フライトを開始した直後に画面の上に”Please check your quarantined scripts folder“と表示されることがあります。
このメッセージは,Flywithluaプラグインが表示しているものです。
“Script(Quarantine)”フォルダーとは
FlyWithLuaNGが公開されたときのサポートフォーラムに開発者のコメントがあります。
それによるとこれは不良なスクリプトが原因でLuaが停止することを防ぐために設けられた機能です。
FlyWithLuaNGは,不良スクリプトがあるとそのスクリプトを「Scripts」フォルダから「Scripts(Quarantine)」に移動します。
機能の詳細については,”FlyWithLua>Documentation“フォルダー内にあるFlyWithLua_Manual_en.pdfの25に記載されています。
“Please check your quarantined scripts folder”の表示を消す方法
現行バージョンのFlyWithLuaと合わないものがあるとき,不良と判断されたスクリプトは,”Scripts(Quarantine)”フォルダーに入っています。
自分にスクリプトを修正するスキルがないときは,“Scripts(Quarantine)”フォルダーに入っているスクリプトを削除すれば表示を消すことができます。
そしてこの表示が出始めた直前に導入したスクリプトがないか調べてみましょう。
動作しなくなったスクリプトがあったら,FlyWithLuaNGに合わなくなって隔離されたスクリプトかもしれません。
まとめ
私は突然表示された”Please check your quarantined scripts folder”メッセージに驚きました。
知らないということは恐ろしいことで,最初はX-Plane11のエラーかと勘違いしてしまいました。
そしてX-Plane11は正常に動くので変だなと考えていました。
調べたところ,これがFlyWithLuaNGのデバッグ機能だったことがわかりました。
私は普段,スクリプトは部品というくらいの認識しか持っていませんでした。
私のスクリプトに関するスキルは,エラー表示が出てからその機能を調べるという「泥縄」のレベルです。
読者の方で,私と同じようにこの表示が出たときに不安を解消できるよう短い内容ですが,あえて記事にいたしました。
Enjoy, Flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.41とFlywithLua2.7NGで表示確認をしました。
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