X-Plane11シーナリーの四季を簡単に実現する方法

Flightsimulator

X-Plane11で四季の風景を実現するために少し面倒なライブラリーやプラグインの導入を行いました。ファイル操作に慣れておられない方にとっては敷居が高いものがあります。面倒な操作をほとんどせずに導入できる四季を表現するプラグインが公開されたので紹介します。


シーナリーの四季の変化を簡単に実現するプラグイン

SAMの四季拡張

私はフライトシミュレータのシーナリーの四季の風景を実現する事にこだわりがあります。

そして先にご紹介した方法でライブラリーやプラグインを導入して実現する事ができました。

https://pbook.jp/post-10292/

けれどもこの方法はファイル操作に慣れておられない方にとっては敷居が高いかもしれません。

今回ご紹介するのは面倒な操作なしに導入できる四季を表現するプラグインです。

このプラグインは空港のアニメーションを実現するSAMというプラグインの拡張プラグインです。

SAMは,最近よく使われるようになった空港内シーナリーの一部変更も可能にするプラグインです。

このプラグインが拡張されて,X-Plane11のシ-ナリーの地面の表現樹木の四季変化を表現できるようになりました。

その導入方法と効果をご紹介します。

ダウンロードとインストール

この四季変化を実現するためのプラグインは3つ必要です。

SAM本体,四季変化用の追加プラグイン,樹木の追加プラグインです。

これらのプラグインは,X-Plane11で従来広く用いられてきた四季変化のライブラリーなどと競合します。

どのような問題が起きるか不明なので,使いながら対応することになります。

現在のところ,私が先にご紹介した四季変化のライブラリーを導入しておられない方や,デフォルトのままでX-Plane11を使っておられる方に取っては使い勝手の良いものだと考えます。

ただ,このプラグイン拡張もフォトシーナリーへの対応はできていません。

けれどもいろいろなシーナリー拡張を利用するときの設定もあるので,共存しようという方向性がうかがわれます。

ただし導入にあたっての制約もあります

これらのデータは他のライブラリーと異なり,ショートカットを使って別ディスクに移す方法を取ることができません

拡張プラグイン導入後のSAMフォルダーの大きさは11.3GBあるので,あらかじめX-Plane11を導入したフォルダーの空き容量を確認しておく必要があります。

ダウンロード

このプラグインのタイトルは,”SAM Extension | Seasons Library 1.0.2“,”SAM Extension | GlobalTrees Library 1.0.0“です。

これらは,”SAM”の追加プラグインですから本体プラグインである”SAM-Scenery Animation Manager“を先に導入しておく必要があります。

ダウンロードはX-Plane.orgから行います。

なお2番目の”Seasons Library”はダウンロードデータが8.2GBありますので,ネット回線が比較的空いている時間帯でダウンロードしてください。

SAM-Scenery Animation Manager

X-Plane.orgより引用

Sorry, you do not have permission for that!
SAM Extension | Seasons Library 1.0.2

X-Plane.orgより引用

Sorry, you do not have permission for that!
SAM Extension | GlobalTrees Library 1.0.0

X-Plane.orgより引用

Sorry, you do not have permission for that!

インストール

ダウンロードした3つのファイル”Scenery Animation Manager 2.0.4.zip“,”SAM_Seasons_1.0.2.zip“,”SAM_GlobalTrees 1.0.0.zip“を適当な場所で展開します。

つぎに展開した3つのフォルダー内にある”Resources“フォルダーを,X-Plane11フォルダー内にコピーします。

これだけで導入作業は終了です。

使い方

使い方は,各フォルダー内のpdfファイルに書かれていますが,英文なので簡単に使い方を説明します。

X-Plane11を起動し,トップメニューのプラグインをクリックします。

ダウンメニューリストから”SAM“>”Colors & Sceasons“をクリックします。

設定ウインドウの表示方法

画面上に設定ウインドウが表示されます。

左側は,ペイウェアなどの各種拡張を使うかどうかの設置です。

季節変化させる設定は右側にあります。

設定ウインドウ

上から”春”,”夏”,”秋”,”冬”,”雪景色”になっていて,”Enable“のボタンがあります。

それぞれのボタンをクリックして選択するとシーナリーをその季節の色に設定できます。

ただし,別の季節の色に変更しようとするとき,一度その季節の色にした画面で”Disable“をクリックする必要があります

“Disable”をクリックするとデフォルトに戻ります。

このプラグインは,気温や緯度経度の設定を考慮せず色を変えます

この点は,気温に左右される飛行状況を期待するユーザーにとって,考慮しなければならない部分です。

注意事項

この操作を行わずに別の季節の”Enable”ボタンをクリックすると,X-Plane11が応答しなくなります。

誤ってクリックしたときは,“Plugin”メニューから”SAM”を”Disable”すれば回復します。

X-Plane11での効果

さて各季節の風景をご覧下さい。

他のライブラリーやプラグインを全く導入していない環境で,場所はデフォルトの広島空港です。

色の変化は私が先にご紹介したライブラリーに比べて少ないという印象です。

けれども雪景色の中の白い樹木は美しいと思います。

デフォルトの風景

ターミナルそばの広葉樹林と左側の針葉樹林,そして芝生の色の変化に注目してください。

下は,すべて”Disable”にしたデフォルトの画面です。

春の風景

春を選択すると,”Spring”のボタンが青い”Disable”に変わります。

夏の風景

秋の風景

広葉樹が色づいているのがわかります。

芝生の色変化は控えめです。

冬の風景

雪のない冬景色ですが,広葉樹は落葉していません。

雪景色の風景

このプラグインの効果を実感できる画面です。

2020年3月現在,ライブラリーの四季変化ではホワイトツリーは表示できません。

まとめ

このライブラリーは今の段階では,OpenSceneryXやX-Europeへの対応ができていません。

そのため秋の風景では,ライブラリー群の表現に及ばないと思います。

ただし,雪景色の美しさは格別ですので,このプラグインが他のライブラリーと共存できる時が来ることを期待することにしましょう。

Enjoy, Flight!

 


この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.41で表示確認をしました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました