私がNIUEを知ったのは,Windows10のデスクトップに自動で表示される写真からです。私は,南国の島が好きなのですぐに調べ始めました。そこでわかったのが,ニウエは世界最大のサンゴ礁の島であること。島の環境保護を第一に考えて考えられる規制をすべて行っていることを知りました。そして行ってみることはできないので,シーナリーを探したところフォトシーナリーをベースにした美しいシーナリーが公開されていました。ただしこの島の地形データがX-Plane11.41に含まれていないため,オリジナルの島のデータを作成して追加しました。この美しい島の空港と島のデータを併せてご紹介します。
世界最大のサンゴ礁の島にある小さな小さなNIUE国際空港
島の環境を第一に考えている国NIUE
NIUEは南太平洋の日付変更線近くにある島国です。
NIUEの位置 Googleマップから引用
オークランドからニウエに飛行すると日付変更線を西から東に超えるため,前日に到着します。
NIUE国際空港は,首都アロフィにある2335×45メートルの滑走路を持つ空港です。
小さいながらニュージーランドのオークランドから定期便が就航しているので国際空港ということになります。
“Niue International” by Nick. Photo from Flickr
島全体が珊瑚礁からできていて,扁平な地形です。
NIUEの地図 Googleマップから引用
島は観光で経済が成り立っていることから,島の環境保護に力を入れています。
NIUEの観光紹介ページには,入国に当たっての細かい注意が書かれています。
プラ袋やガラス瓶の持ち込み禁止などの条件を見ると,徹底しているなと感じます。
NIUEをWebで検索すると,様々な美しい景色の写真を見ることができます。
これだけでも行ってみたいなと考えてしまいます。
日本からNIUEに行くのは大変なので,せめてフライトシミュレーターで飛んでみることにしました。
NIUEのシーナリー
幸いにもフォトシーナリーをベースにした美しいシーナリーが公開されていました。
離島好きの私にとっては,垂涎のシーナリーです。
ところが,空港から離陸して島が表示されていないのを見て唖然としました。
まさかX-Plane11のトラブルか?と調べてみました。
デフォルトにもNIUE空港がありますが,そこでも島は表示されません。

NIUE空港です 何も無いので私のPCでも97FPSという値になっています(笑)
Gatewayで調べるとコメント欄に島がないと書かれており,解決済みのチェックが入っていました。
おそらく,ユーザーからの指摘があった後に追加したものの,その後の更新で再び失われてしまったのでしょう。
こうなると,島を復活させたくなるのが私の悪い癖で,約1ヶ月間いろんな情報を集めてなんとか島を作る方法を学びました。
この記事の中で島を作る方法を説明すると長くなるので,できあがった島のデータと空港をインストールして楽しむことにしましょう。
シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
空港のデータ
NIUE国際空港のシーナリーは,X-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”NIUE Hanan Intl. Airport 1.0.0“です。
X-Plane.orgから引用

表示に必要なライブラリーは次のとおりです。
OpenSceneryX
Flags_of_the_world
インストールがまだであれば,先に導入しておいてください。
島のデータ
島のデータは,私のオリジナルです。
ここからダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイル名は”ZZZ_CustomMesh.zip”です。
インストール
島のデータ
まず島のデータを導入します。
ダウンロードした”ZZZ_CustomMesh.zip”をX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内に展開してください。
Custom Sceneryフォルダー内のScenery packs.iniをメモ帳で開きます。
UHDメッシュのデータ定義の上あたりに”ZZZ_CustomMesh”の定義を書いてください。
空港のデータ
ダウンロードした”NIUE- Niue Intl. Airport NIUE.zip“ファイルを適当な場所で展開します。
展開してできた”NIUE- Niue Intl. Airport NIUE“フォルダーを開きます。
この中にある同名の”NIUE- Niue Intl. Airport NIUE“フォルダーを,X-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーすれば導入作業は終了です。
X-Plane11での飛行
NIUE国際空港の4文字コードはそのものズバリ”NIUE”ですから,フライトの作成で空港を探すのがとても楽です。
滑走路から前方を見ましょう。
こんどは,島が表示されているはずです。
空港の全景です。
では空港内を見学してみましょう。
空港内の人々も今にも動き出しそうです。
空港ゲートは木製の枠組みだけです。
実物の写真と比べてみるとしっかり再現されているのがわかります。
下の写真が実物のゲートです。

“Goodbye Niue” by Nick. Photo from Flickr
島の周囲は約70kmしかないので,ULPやモーターパラグライダーで海岸沿いを飛行するのも楽しいと思います。
島を作るときに街の区域を設定しなかったので,一面が野原と林になっています。

島の全景です 街はありませんが海岸線はそれらしく表示されます
まとめ
離島好きの私にとって,また一つ宝物のシーナリーが見つかりました。
実際には行くことはできませんが,想像力をはたらかせてしっかり楽しむことにします。
このシーナリーのおかげで,島を作るというスキルも習得できました。
この素晴らしいシーナリーを公開していただいた作者に感謝いたします。
ありがとうございました。
新しい島ではなく「実物はあるがX-Plane11にない島」を作る方法については,わかってしまえば簡単です。
今回公開したNIUE島は2時間くらいで作ることができました。
作成方法は投稿記事にまとめて,別の機会に説明いたします。
Enjoy Flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.41で表示確認をしています。
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