FSXのシーナリーをゆっくり見学したいとき,私は高速移動で場所を移動するしか方法を知りませんでした。そんなときFSXやX-Plane11を販売しているOrbxという会社から,シーナリー見学用の「透明人間」がフリーウェアで公開されていることを知りました。見学しながらX-Plane11でシーナリーにオブジェクトを追加する時の知識習得に使える便利なツールなのでご紹介いたします。
「透明人間」になってFSXのシーナリーを眺める
フライトシミュレーターのシーナリー見学ツール
フライトシミュレーターの空港などのシーナリーをゆっくり見学してみたいと考えることはよくあります。
X-Plane11では,フリーカメラという便利なツールが標準で備わっているので,見学には苦労しませんでした。
FS2004では見学する方法が高速移動しかないため不便でした。
FSXも同じだなと考えていたとき,たまたまX-Plane11やAFS2向けのペイウェアを販売しているOrbxが,「透明人間」の見学ツールをフリーウェアで公開していることを知りました。
Orbxは,このフリーウェアツールのほか空港やシーナリーライブラリーも公開しています。
この見学ツールは,見学する人の目線を再現した「透明な人型の航空機」です。
シーナリー見学はもちろんのこと,シーナリーの構成や構造を調べることにも使える便利なツールです。
透明人間”Bob”のダウンロードとインストール
この見学ツールの名前は,”Bob First Person Mode“(以下「Bob」と書きます。)といいます。
日本語にすると「Bob 自分モード」といったところでしょうか。
“Bob”は,Orbxのページからダウンロードする方法とOrbxの管理ツールである”Orbx Central“からインストールする方法があります。
簡単なのは”Orbx Central”からのインストールです。
Orbxのページからのダウンロードは,ログインしてからダウンロードします。
インストールについては,インストーラーの指示に従えば問題なく終了します。
FSXでの利用
“Bob”は,フリーフライトで航空機の一つとして選択します。
フライトが始まっても,風景以外画面には何も表示されません。
“Bob”のコントロール
コントロール方法については,Orbxのページからダウンロードできる”orbx-bob-user-guide-779288.pdf“ファイルに記載されています。
コントロール部分だけをつぎの画面に引用します。
移動させるには,まず”Ctrl+E“でエンジンを起動します。
前進するにはスロットルをゆっくり開きます。
前進するスピードは,スロットルの開き具合によりますが,止まるにはブレーキを使います。
進む方向を変えるにはラダーを使います。
動かないようにするには,”Ctrl+Shift+F1”でエンジンを切ります。
画面モードの変更は”Ctrl+s“です。
見学用には,3Dコックピットが便利です。
人を模しているので,地面がない場所には移動できません。
表示に斜面などが見えていても地面としての属性がない場合上れず,もちろん水面は歩けません。
外からの視点や下向きの視線に切り替えると,影だけが表示されます。
まさしく「透明人型航空機」です。
空港見学の例
ペイウェアの”羽田空港X”の中を歩き回ってみました。
スカイアーチをさがして歩き回りました。
FSXのマップには,シーナリーオブジェクトが表示されないのが困ります。
こういうときには,ムービングマップが必要ですね。
近寄ってみると構造がよくわかります。
さらに前に進むと地面がなくなって,道路の上に降りてしまいました。
見回すと新しい管制塔が見えました。
”Bob”で歩き回ることでシーナリーの構造や構成を調べることができるので,X-Plane11でシーナリーを作るときの知識習得に使えそうです。
まとめ
今回のように探してみると,便利なツールはいろいろあります。
FSXで公開されているたくさんのシーナリーを見学できるようになったので,X-Plane11やAFS2の空港シーナリーを作るためのノウハウを得るため,これから勉強していきます。
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