X-Plane11で夜間飛行するとき夜景の美しさは素晴らしいものです。しかし,この夜景でも満足できないと考え,各地の夜景を改良された方が世界中にいらっしゃいました。そして,これらの作品群がひとまとめにされ,導入しやすいようにパッケージ化されました。このパッケージの導入方法とその効果について報告します。
X-Plane11導入日記(その147)
世界中の夜景をグレードアップできるフリーウェアパッケージ
X-Plane11用のシーナリーパッケージ
X-Plane11で夜間飛行するとき夜景の美しさは素晴らしいものです。
しかし,この夜景でも満足できないと考え,複数の方々が世界各地の夜景を個々に改良されていました。
それぞれの夜景を個別に導入することは,作業も繁雑で管理も大変です。
国ごとの区分とかで導入できれば,大変うれしいことです。
X-Plane11用のシーナリーパッケージ
今回,個別に公開されていた作品群が,ほぼ大陸ごとにまとめられてパッケージ化されました。
個々の大陸別のダウンロードもできるようになっており,導入方法も簡単になっています。
ダウンロードとインストール
ダウンロード
このパッケージのタイトルは,”Extended Night Lighting for Whole World 1.0.0“といいます。
このパッケージは,ファイルが大きいためにX-Plane.org内にクラウドストレージへのリンクがあります。
また,世界中すべてを一括でダウンロードできるだけでなく,自分が必要な区域だけをダウンロードできるようになっています。
世界中のデータを導入するとディスクの容量をかなり使いますから,すべてのデータを導入する必要はありません。
ダウンロードページでの作業
X-Plane.org内のリンクをクリックすると,クラウドストレージのページが開きます。
この中に複数のファイルが表示されています。
世界中のデータを一括でダウンロードするときには,”EXT_World_Lights.rar“をクリックします。
この中には,すべての大陸別のrarファイルが入っています。
日本を含むアジアのデータは”EXT_ASIA_LIGHTS.rar“をダウンロードします。
ページの上方にある”ZIPとしてダウンロードする“は,クリックしないようにしてください。
これをクリックすると,”EXT_World_Lights.rar“に入っているファイルを含め重複してダウンロードすることになります。
EXT_World_Lights.rarの中には,EXRT_ASIA~USまでのrarファイルが含まれています。
インストール
日本を含むアジアのデータをX-Plane11に導入する作業を説明します。
2 展開してできた,”EXT_ASIA_LIGHTS”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
世界中のデータを導入するときは,この作業を大陸別に繰り返します。
Scenery packs.iniの編集
コピーし終わったら,”Scenery packs.ini“を開いて,導入したフォルダーの定義を書き込みます。
夜景のデータは,各空港シーナリーの下でフォトシーナリーの上に置くようにとの説明があります。
私の例を次の画面でご紹介します。
南西諸島のフォトシーナリーの上に”EXT_ASIA_LIGHTS”を置いてます。
X-Plane11での効果とFPSについて
私にとって夜景と言えば,第二のふるさとである函館の夜景です。
デフォルトの夜景は,次のとおりです。
”3jFPS”の各設定ごとに説明します。
FPSを考慮したAUTO設定と最高画質にしたときの2種類です。
つぎに”EXT_World_Lights”を導入した夜景です。
FPSを考慮したAUTOでもデフォルトより少し明るく見えます。
つぎにFPSを最大にした時の画面は,Autoよりも少し暗く感じますがデフォルトの高画質程度です。
MAX QUAL設定にした場合は,実際の夜景のような光の洪水です。
OFF設定も同様です。
このときのFPSは28~30ですから,実用上も問題ないと思います。
まとめ
このパッケージは,美しい夜景を表現する素晴らしいシーナリーです。
さすがにVFRでは飛行できないので,IFR専用またはムービングマップに頼る簡易ナイトフライトになるでしょう。
Enjoy, flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
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