沖縄本島の北，与論島と伊江島の中間に伊是名という島があります。ここにはICAOコードのない小さな飛行場があります。パラグライダーの愛好家の方たちには知られている飛行場です。珊瑚礁の海に囲まれており，離陸すると海鳥になった気分で飛行できる楽園のような飛行場シーナリーをご紹介します。
X-Plane11導入日記（その144）
海鳥になった気分を楽しめる南の島の小さな飛行場
沖縄県伊是名村にある伊是名場外離着陸場
沖縄本島の北，与論島と伊江島の中間に伊是名島という島があります。
この島には村が作った滑走路があり，地元では「伊是名空港」と呼ばれています。
「伊是名空港」は，島嶼部の医療活動に従事する小型航空機が利用しています。
この「伊是名空港」は，正式には伊是名場外離着陸場といいます。
場外着陸場とは，国土交通大臣の許可を受けた空港とその他の飛行場（空港等）以外の航空機の離着陸場のことです。
そのため伊是名場外離着陸場にはICAOコードがつけられていません。
VFRで使うSkyvectorのページで検索しても，出てきません。
Wikipediaで検索して，島の位置を特定し航空写真から伊是名場外離着陸場の位置をSkyvectorの地図に記入したのが次の画面です。
伊是名場外着陸場の位置
外部から飛ぶなら，近いのは伊江島空港（RORE)からになります。
この島は，パラグライダーの愛好家の方たちには知られている景色の良い場所です。
Flickrで”Izena“で検索すると，パラグライダーから撮影したたくさんの美しい写真を見ることができます。
“Paragliding over Izena” by Dave. Photo from Flickr
美しい伊是名島の海岸風景もあります。
“Izena Rock with masked Yellow PPG After HDR” by Dave. Photo from Flickr
X-Plane11用の伊是名場外離着陸場シーナリー
この美しい伊是名島を楽しめるシーナリーが，X-Plane11用に公開されています。
伊是名場外離着陸場シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
シーナリーデータはX-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは，”Izena Landing field Okinawa Japan 1.1.0”です。
ダウンロードリンクをクリックすると，”Japan_ROXI_izena.zip“というファイルがダウンロードできます。
ファイル名の中にある”ROXI“は，作者がつけた架空のICAOコードです。
X-Plane11でフライトを作成するときに便利に使えるようにつけられたものです。
ライブラリー
このシーナリーは，作者が独自に作成したオブジェクトを使っておられるので，ライブラリーは不要です。
なお，珊瑚礁の海を見ていただくために私がご紹介した南西諸島フォトシーナリーと高解像度地形データは是非導入しておいてください。
インストール
空港シ－ナリーのインストール手順は，次のとおりです。
2 展開してできた，”Japan_ROXI_izena”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での飛行
パラグライダーでよく使われる場所なのですが，気軽に飛ぶにはウルトラライトプレーンをおすすめします。
X-Plane11にはデフォルトで”Aerolite 103“というウルトラライトプレーンが付属していますので，これを使います。
パラグライダーで飛びたいという方には，私が先にご紹介した2種類のパラグライダーがありますので利用してください。
伊是名離着陸場シーナリーの駐機場には，軽飛行機が2機見えます。事務所前の駐車場には自動車も見えます。
殺風景な飛行場ですが，離陸すれば周囲の珊瑚礁の海に圧倒されます。
フライトシミュレーターならではの自由な飛行を楽しめる空間です。
景色を楽しみながら飛ぶには，私が先にご紹介したミニパネルがおすすめです。
私は，つぎの伊是名島の風景を見ていただくだけで，このシーナリーの価値をわかっていただけると信じています。
X-Plane11の標高データへの対応
このシーナリーでは，標高データを反映する設定にしても平らな空港が表示されます。
FPSについて
晴天時の空港滑走路上と飛行中について，FPSは”3jFPS”OFFで29以上と快適な軽いシーナリーになっています。
まとめ
ふと目にとまった小さなシーナリーでしたが，フォトシーナリーと組み合わせることで楽園を見ることができる素晴らしいシーナリーになります。
南国の離島好きの私にとって，日本国内にこのような素晴らしい場所があることを教えてくれた素晴らしいシーナリーです。
Enjoy, flight!
この記事は，次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
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