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X-Plane11で飛行するときFPSの維持には気を遣います。3DFjを利用して飛行中のFPSを確保しますが,そのときに遠くの景色をぼんやりさせてしまうことがあります。これを防ぐためのスクリプトが公開されています。FPSを損なうことなくある程度遠景をハッキリ表示できるのでご紹介します。
X-Plane11導入日記(その145)
FPSを損なわずに遠景をハッキリ表示させるスクリプト
FPSを確保するために犠牲になる遠景
X-Plane11で飛行するときFPSの維持には気を遣います。
私は,コンピュータの能力不足を補うために3DFjを利用しています。
そのときに遠くの景色をぼんやりさせてしまうことがあります。
このほか私はFPSを確保するため軽い雲のデータを使います。
ペイウェアには,3DFjのように遠景やオブジェクトの表示を制限する機能を備えた,Ultra Weather XPというものがあります。
今回ご紹介するのは,Ultra Weather XPに含まれている遠景をハッキリ表示するための”terrain slider”と同じ働きをするスクリプトです。
このスクリプトは,FPSを損なうことなくある程度遠景をハッキリ表示できるというので,その効果を調べてみました。

“Distance” by ra1000. Photo from Flickr
遠景をハッキリ表示する”SDDI.lua”というスクリプト
このスクリプトの名前は,”SDDI.lua“といいます。
“SDDI“とはIncrease the Scenery Draw Distanceの略記で日本語にすると”風景描画距離を長くする“という意味です。
3DFjを使うと,FPS確保のために遠距離にある風景がぼんやりと表示されます。
3DFjで細かく設定すれば良いのでしょうが,遠距離の風景だけをハッキリとさせるという細かい調整をするのは難かしいのです。
そこで,マッチポンプみたいですが遠景だけをハッキリ表示させようという目的でこのスクリプトを試してみることにしました。
データのダウンロードとインストール
ダウンロード
“SDDI.lua“は,X-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”SDDI.lua to increase the scenery draw distance 1.0.0“です。
小さなスクリプトファイルですから,ダウンロードリンクをクリックすると”SDDI.lua”そのものをダウンロードできます。
X-Plane.orgから引用
インストール
このスクリプトは,”FlyWithLua NG“用のスクリプトです。
利用するには,あらかじめ”FlyWithLua NG”をインストールしておく必要があります。
スクリプトのインストールは簡単です。
X-Plane11 \ Resources \ plugins \ FlyWithLua \ Scriptsフォルダーにダウンロードした”SDDI.lua“をコピーするだけです。
スクリプトの効果
このスクリプトの本来の目的は,3DFjを使わない環境で遠くの景色が茶色い帯になってしまうのを防ぐという効果を狙ったものです。
3DFjは,遠景をぼんやり表示させてFPSを稼いでいますから効果の現れ方が通常環境とは異なります。
広島空港から広島西飛行場に向かうコース上にある広島県内の瀬戸内海の景色で比較しました。
下の画面が,スクリプト導入前の景色です。

次は,”SDDI.lua”を導入後の景色です。
このときのFPSの低下は,0.05程度でした。
画面が小さいのでわかりづらいのですが,四国の山々が少しだけ濃く表示されています。

たったこれだけの効果ですが,私は山々を少しでもハッキリ見ることができるので,VFRには有効だと考えます。
肉眼だけで漁場の位置を記憶する”山立て“という技術があります。
“山立て”は,島や山の形を覚えている船長が,漁場の位置を覚えるために使う技術です。
X-Plane11では,高解像度の地形データを導入することで実際の山並みに近い表示ができます。
これを利用して,VFRでは”山立て”のように山を目標に飛行することができます。
このとき,遠方の山々を少しでもハッキリ見ることができれば,方向を定めるときに利用できるわけです。
まとめ
このスクリプトは,VFRを利用するものにとって,ありがたいものです。
3DFjを使わない人にとっても,VFRで役に立ちます。
小さなスクリプトですが,フリーウェアで少しでもX-Plane11の環境を向上させるために役に立つものです。
Enjoy, flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。



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