長野県の中央部にある松本空港は,日本の空港の中で最も標高の高い場所(657.5m)にある空港です。また,周りを山で囲まれているために効果がないとして1500m以上の滑走路を持つ空港としてはILSが設置されていません。そのため着陸は目視で行うことしかできず日本一着陸が難しい空港と言われています。この特別な空港の豪華なシーナリーをご紹介します。
X-Plane11導入日記(その140)
周辺施設までほぼ完璧に再現した豪華な松本空港シーナリー
日本一着陸が難しいと言われる松本空港
松本空港は,長野県の中央部にある山に囲まれた空港です。
標高が657.5mあり,日本で一番標高が高い場所にある空港です。
また,周囲を山に囲まれているため,ILSの効果がないとして1500m以上の滑走路をもつ空港としてはただひとつのILSが設置されていない空港です。
そのため,目視による着陸しかできないために日本一着陸が難しい空港とされています。
そういう事情から就航できる機材に制限があるため定期便が一日3便から5便と少なくなっています。

空港周囲には滑走路を囲むように松本平広域公園「信州スカイパーク」があり,松本市営プールも隣接しています。
松本空港ターミナルビル Wikipediaから引用
松本空港シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
空港データはX-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”RJAF – Matsumoto Airport 1.0.0”です。
ダウンロードしたファイル名は,”Matsumoto_RJAF.zip”です。
X-Plane.orgから引用

ライブラリー
空港シーナリー表示に必要なライブラリーは,つぎのとおり複数あります。
BS2001_Object_Library
CDB Library
The Handy objects library
FF_Library
MisterX Library
NAPS_Library
OpensceneryX
RE_Library
ruScenery
これらをあらかじめインストールしておいてください。
また作者は,”Airport Environment HD“を導入するよう推奨しています。
そのほか,周囲の山々を美しく見せる高精細地形データもあるので併せて利用してください。

ライブラリーデータの探し方は,私の過去の記事をご覧ください。

インストール
空港シーナリーをインストールする前に,表示に必要なライブラリーをインストールしておいてください。
空港シ-ナリーのインストール手順は,次のとおりです。
2 展開してできた,”Matsumoto_RJAF”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
四角い屋根を持つ空港ターミナルビルとエプロンです。
ANAのB737がいます。
左側に目を向けると,複数のビジネス機が見えます。
つぎは,空港ターミナルビル正面と駐車場です。
ターミナルビル左側にあるはずの看板文字はありませんが,特徴のある四角錘の屋根がよく再現されているのがわかります。
空港周囲にある信州スカイパークを見学しましょう。
まずは,競技スポーツゾーンにある競技場です。陸上競技トラックとサッカー場が見えます。

空港周囲の信州スカイパーク
サッカー場ではスタンドに観客も見えます。

サッカースタジアム
隣接する「松本市営プール」は,人々で賑わっています。

松本市営プール
またプール近くにある広場では,プールに入る前の準備体操をしている人たちが見えます。
X-Plane11の標高データへの対応
このシーナリーでは,標高データを反映する設定にしても平らな空港が表示されます。
FPSについて
晴天時の空港滑走路上と飛行中について,FPSは”3jFPS”OFFで29以上と快適な軽いシーナリーになっています。
まとめ
現実の松本空港は,定期便の就航が難しくなっている空港ですが,ビジネス機の拠点としての活用も模索され,庄内空港や鳥取空港などの間で,セイコーエプソンの社用機が就航しています。
X-Plane11で,そういうビジネス機運航とか,難しいと言われるジェット機のランディングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
松本空港には,過去にJALのMD-90が就航していたので,ジェット機での着陸に挑戦するには,デフォルトのMD-82あたりがいいと思います。
Enjoy, flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
コメント