X-Plane11導入日記(その139)
空港施設を簡素ながら忠実に再現した山形空港シーナリー
日本百名山の一つである月山が見える空港
山形県中央にある月山は,標高1,984mの火山で山形盆地から良く見えるなだらかな山です。
日本百名山のひとつで,山頂付近のスキー場には夏でも雪があるため,全国から夏スキー客が訪れています。
山形空港は,その月山を望むことのできる山形盆地にある空港です。
山形空港は,1964年の第18回東京オリンピックの年に開業しました。
数度の拡張を経て1981年からは滑走路が2000mとなり,2014年に駐機場を拡張して同時に6機の受け入れを可能にしています。
山形県庁に近いこの空港は,過去には年間70万人近くの旅客数がありました。
しかし山形新幹線の開通などにより,約20年間乗客数は減り続けました。
しかし東日本大震災のとき,宮城県と岩手県への災害支援の中継地として利用されたほか,その後は乗客数が少しずつ持ち直してきています。
山形県は,2014年5月29日に山形空港と庄内空港の愛称を「おいしい山形空港」「おいしい庄内空港」としています。
この「おいしい」という言葉の意味は,美味という事だけではなく「好ましい」,「優れている」,「見事だ」という意味なのだそうです。
空港ターミナルビルは,かっちりとした長方形の形状で,簡素ながらスッキリとした白色のビルです。
山形空港シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
空港データはX-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”RJSC Yamagata Airport JAPAN 1.1.0”です。
ダウンロードしたファイル名は,”Japan_RJSC_Yamagata.zip”です。
ライブラリー
空港シーナリー表示に必要なライブラリーは,OpenSceneryX,
CDB_Library ,RE_LIBRARYとAuto Gateです。
これらをあらかじめインストールしておいてください。
そのほか,月山を美しく見せる高精細地形データやAirport Environment HDなどシーナリーを改善するライブラリーもあるので併せて利用してください。
インストール
空港シーナリーをインストールする前に,表示に必要なライブラリーをインストールしておいてください。
空港シ-ナリーのインストール手順は,次のとおりです。
2 展開してできた,”Japan_RJSC_Yamagata”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
空港ターミナルビルと定期便エプロンです。
見慣れない外国のAI航空機がいます。
空港ターミナルビルに近寄ってみると,ターミナルビルの「YAMAGATA」の文字が再現してあるのが見えます。
その向こうに遠く月山の姿が見えます。
つぎは,空港ターミナルビル正面と駐車場です。
ビルの「山形空港」の文字とビルの入口にある三カ所の山形のガラス屋根が再現してあるのが見えます。
加えて,上空から見ると定期便のエプロンとは別の場所にある防災や警察関連のエプロンが見えます。
X-Plane11の標高データへの対応
X-Plane11で,少し前に作られたフリー・シーナリーを使うとき滑走路のでこぼこになってしまうことがありました。
このシーナリーでは,このオプションを標高データーを反映する設定にしても平らな空港が表示されます。
FPSについて
晴天時の空港滑走路上と飛行中について,FPSは”3jFPS”OFFで29以上と快適な軽いシーナリーになっています。
まとめ
今回は,山形県にある2つの空港のうち南にある山形空港をご紹介しました。
山形県の中央部にあるこの空港は,庄内空港と供に百名山を楽しむためにVFRで飛ぶ東北周遊の拠点のひとつとして活用してください。
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
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